Luma Dream Machineで公式ドキュメントから見るプロンプトのコツ

keito

動画を、画像やテキストから自動生成してくれる「Luma Dream Machine」。
AI技術で、動画制作の世界に革命が起きようとしています。

そんな「Luma Dream Machine」を使いこなせるようにプロンプトのコツを公式ドキュメントを元に解説します。

1. Dream Machineってどんなツール?

Dream Machineは、AIの力で、画像やテキストから自動で動画を生成してくれる革新的なツールです。

主な機能

  • 画像から動画を生成:アップロードした静止画に動きを与え、短い動画に変換できます。
  • テキストから動画を生成:頭の中のイメージを言葉で表現することで、オリジナル動画を作成できます。

まるで魔法のようなツールですが、動画のクオリティを左右するのが「プロンプト」と呼ばれる指示文です。

2. プロンプトを使いこなすコツ:思い通りの動画を生成する方法

プロンプトとは、AIに「どんな動画を作ってほしいか」を伝えるための指示文のこと。
より具体的で詳細な指示を出すほど、思い通りの動画に近づきます。

2-1. 画像から動画を生成する場合

  • 「Enhance Prompt」機能を活用する
    • チェックを入れるだけで、AIが自動的にプロンプトを補完してくれます。
    • 例:「赤い車が道路を走る」というシンプルな指示でも、夕暮れの風景や風の動きなど、ドラマチックな要素を自動で追加してくれます。
  • 動きを具体的に表現する
    • 「車が走る」だけでなく、「車が滑るように走り去る」「車が急ブレーキをかけ、タイヤから煙が上がる」のように、動詞を工夫してみましょう。
    • よりイメージが具体的になり、AIがあなたの意図を理解しやすくなります。

2-2. テキストから動画を生成する場合

  • 「Enhance Prompt」機能を活用する
    • 画像同様、簡単な指示でも、AIが自動で詳細を肉付けしてくれます。
    • 例:「夕暮れのビーチ」というプロンプトに、波の音や鳥の鳴き声、遠くに見える船など、雰囲気を盛り上げる要素を加えてくれます。
  • 詳細なプロンプトで、イメージを明確に伝える
    • 「Enhance Prompt」をオフにすると、AIへの指示はすべて自分で記述する必要があります。
    • その分、より細かな設定が可能になり、思い通りの表現に近づけることができます。
    • 特に、カメラワーク、登場するオブジェクトの特徴、背景、全体の雰囲気 を具体的に記述することが重要です。

2-3. プロンプト作成のポイント

  • 主語を明確にする:「車が走る」よりも「真っ赤なスポーツカーが風を切って走る」のように、具体的な情報を与えましょう。
  • 五感を意識した表現をする:「波の音」「鳥のさえずり」「花の香り」など、視覚以外の感覚を刺激する言葉を加えることで、臨場感が増します。
  • 比喩表現を使う:「まるで映画のワンシーンのように」「夢の中の世界のような」といった表現は、抽象的なイメージを伝えるのに効果的です。

最初はうまくいかないことや、試行錯誤が必要なこともあります。
しかし、諦めずに、色々なプロンプトを試しながら、理想の表現を探求していきましょう。

3. よくある質問

3-1. サブスクリプションについて

  • Q:無料版と有料版は何が違うの?
    • 有料版では、動画生成の優先度が上がり、待ち時間が短縮されます。商用利用も可能になり、ビジネスにも活用できます。
    • 近日中に、「プロ」「プレミア」プランでは、透かしなし動画のダウンロードも可能になる予定です。
  • Q:無料クレジットは、有料プランに登録したらどうなるの?
    • 無料クレジットはそのまま残ります。有料プランのクレジットとは別で利用できますのでご安心ください。

3-2. 生成機能について

  • Q:5秒以上の動画は作れる?
    • 現時点では、5秒以上の動画生成はサポートされていません。今後のアップデートに期待しましょう。
  • Q:動画の内容を制限する「ネガティブプロンプト」や、アスペクト比の指定はできる?
    • これらの機能は、現時点ではサポートされていません。今後のアップデートで追加される可能性があります。

動画生成AIに使えるカメラワーク用のキーワード

◾️基本的なカメラワーク用語

FIX(フィックス):
カメラを固定して撮影する手法。被写体を動かさずにその場で撮影する。

ZOOM(ズーム):
カメラ自体は動かさず、レンズの焦点を変えて被写体に近づいたり(ズームイン)、離れたり(ズームアウト)する技法。

PAN(パン):
カメラを水平(左右)または垂直(上下)に動かして撮影する技法。横に動かす場合は左右パン(右パン/左パン)、縦に動かす場合は上パン(パンアップ)/下パン(パンダウン)と呼ばれる。

TRACK(トラック):
カメラを左右に水平移動させながら撮影する技法。被写体に対して並行に移動する。

DOLLY(ドリー):
カメラを前後に動かす撮影手法。台車にカメラを乗せて前後に移動することで、被写体に近づいたり(ドリーイン)、遠ざかったり(ドリーアウト)する。

◾️応用的なカメラワーク用語

TILT(ティルト):
カメラを固定した状態で、レンズを上や下に向ける動き。上方向に動かすのをティルトアップ、下方向はティルトダウンという。

CRANE(クレーン):
クレーンアームを使ってカメラを上下に大きく動かす技法。高い位置から低い位置へ(またはその逆に)移動させる。

STEADICAM(ステディカム):
特殊な装置を使って、カメラを手持ちでも安定した状態で動かす撮影技法。動きながらも揺れを少なくする。

HANDHELD(ハンドヘルド):
カメラを手持ちで撮影する技法。動きに自然な揺れが出るため、ドキュメンタリーなどでリアリティを強調する際に使用される。

OVER THE SHOULDER(オーバー・ザ・ショルダー):
主に対話シーンで使われる手法で、一方の肩越しにもう一方のキャラクターを撮影する。

POINT OF VIEW(POV、ポイント・オブ・ビュー):
被写体の視点から見た映像を撮影する技法。主観ショットとも呼ばれる。

ARC(アーク):
被写体の周りを円を描くようにカメラが移動する技法。被写体の周囲を回り込むように撮影する。

RACK FOCUS(ラックフォーカス):
撮影中に焦点を変える技法。一つの被写体から別の被写体にフォーカスを移す。

DEEP FOCUS(ディープフォーカス):
画面内の全ての要素を焦点を合わせて撮影する技法。背景までクリアに映し出す。

◾️その他の用語

CLOSE-UP(クローズアップ):
被写体を画面いっぱいに映し出す撮影技法。主に顔や小物に使用される。

WIDE SHOT(ワイドショット):
広い範囲を映し出す撮影技法。風景や全体像を捉えるときに使われる。

MEDIUM SHOT(ミディアムショット):
被写体の上半身を中心に映し出す撮影技法。人物の表情と環境の両方を捉える。

4. まとめ

Enhance Promptのオンオフでプロンプトの重要性が左右するよう。細かく書いて試行錯誤出来る人はオフでAIに任せたい人はオンにするのが良さそう。

実際にコツを意識して生成して見た動画がこちらです。

タイトルとURLをコピーしました