本記事では、chatGPTとGoogleスプレットシートを組み合わせることで、半自動的に記事の原稿を書く方法をご紹介します。この方法を参考にすることで、誰でも簡単かつ効率的に立派な記事原稿を作成することが可能となります。ぜひ参考にしてみてください。
もちろんこの記事は、全て無料で公開していますのでご安心下さい。また、この記事が良かったらシェアして頂けると嬉しいです。
ドキュメント版は以下。
chatGPTで原稿を作りスプレットシートで効率化
今回紹介する方法で可能なことは以下になります。
一言入れるだけで、見出しごとの記事原稿が作成出来る。
以下のサイトはAIのみで作成した私のブログサイトです。
https://crypto-life.blog/
WEBサイトの構築、サムネイル以外の原稿箇所は全てAIに執筆してもらってます。作業時間は全体で約2時間程度。そのうちの原稿作成時間は200記事で、おおよそ30分ぐらいです。
これが誰でも可能になります。
chatGPTで準備するもの
この記事を見ている方はchatGPTの概要は理解していて、openaiでアカウント作成が済んでいる前提で書いていきます。
chatGPTで準備するものは、以下のページの右上のアイコン「Personal」をクリックして「View API keys」のページにあるAPIキーが必要になります。
APIキーは以下の「Create new secret key」を押せば作成可能です。
取得できたAPIキーはこんな感じです。
sk-S5H※GUivjS※fjsYGgXcwT3※lbkF※VBFjdUZVlAIdyc※UKCDk
これをコピーして何処かに控えておきます。
■まとめ
Personal > View API keys > APIキーの取得 > APIキーをコピー
※注意点 APIは初めの3か月の無料期間になります。 3か月後に継続して利用する場合はSetup paymentページで申請する必要があります。
Googleスプレットシートで準備するもの
Googleスプレットシートで準備するものは、今回作成するシステムを動かすためのJava Scriptのコードです。
Java Scriptはプログラミング言語になるので勉強が必要になります。そのため素人がまっさらから作るのは難しいと思います。
Java Scriptの理解がない人は、以下の基本コードをコピーして利用して下さい。
/**
* GPT-3 and Google Sheets
*
* @param {string} prompt Prompt.
* @param {number} temperature (Optional) Temperature.
* @param {string} model (Optional) GPT-3 Model.
* @return Response returned by GPT-3.
* @customfunction
*/
const SECRET_KEY = "ここにAPIキーを入力する";
//const MAX_TOKENS = 10;
const MODEL_NAME = "text-davinci-003"; // more structured and deterministic: for data
//const MODEL_NAME = "davinci"; // more flexible and creative: for stories, chatbots
const MODEL_TEMP = 0.3;
function GPT(prompt,max_tokens=30) {
const url = "https://api.openai.com/v1/completions";
const payload = {
model: MODEL_NAME,
prompt: prompt,
temperature: MODEL_TEMP,
//max_tokens: MAX_TOKENS,
max_tokens: max_tokens
};
const options = {
contentType: "application/json",
headers: { Authorization: "Bearer " + SECRET_KEY },
payload: JSON.stringify({
'model': 'text-davinci-003',
'max_tokens' : 1024,
'temperature' : 0.9,
'prompt': prompt})
};
const res = JSON.parse(UrlFetchApp.fetch(url, options).getContentText());
return res.choices[0].text.trim();
}
Java Scriptを理解したい人は、AmazonのGoogle App Scriptの本やSkillHacks(スキルハックス)のようなプログラミング教材で勉強して下さい。
コピーしたJava Scriptのコードは、以下のGoogle App Script(GAS)のページにペーストします。
詳しく手順を解説します。
①Googleスプレットシートの「App Script」をクリック
②デフォルトで入っているコードを全て削除
③先ほどコピーしといたJava Scriptのコードを丸っとペースト
ここまで出来たら準備はOKです。
システムの設定方法
続いては、今回作成するシステムの設定を行なっていきます。
初めにコピーしたchatGPTのAPIキーをGoogleスプレットシートのGoogle App Script(GAS)にペーストします。
ペーストする箇所は16行目の「””」ダブルクオーテーションの中に入れます
const SECRET_KEY = "ここにAPIキーを入れる";
32行目の部分の数値を上げると、最大出力文字数が増えます。(上げすぎると重くなる)
'max_tokens' : 1024,
ここまで入力出来たら以下の手順で進めていきます。
①「実行」をクリック
上記の入力が完了したら、ページ内の「実行」をクリック。
②「権限を確認」をクリック
すると以下のような「承認が必要です」とのポップアップが出てきます。その中の「権限を確認」をクリック。
③「詳細」をクリック
次に何だか危なそうな表示が出てきますが、構わず左下の「詳細」をクリック。
④「安全ではないページに移動」をクリック
続いては「安全ではないページに移動」をクリック
⑤「許可」をクリック
「許可」をクリック。
※APIを経由してchatGPT(第三者)が貴方のGoogleアカウントへのアクセスを許可するという意味合いです。今回は大丈夫ですが悪意のある危険なAPIは許可しないように。
これで設定は完了です。
最後に、Google App Script(GAS)のページで再度「実行」をクリックして正常に実行されるか確認して下さい。以下のように「実行完了」となればOKです。
実際に記事原稿を作成する方法
今回、導入したAPIによってスプレットシートでchatGPT専用の関数が利用出来るようになりました。
専用の関数を使うとスプレットシート内で応答してくれます。これを応用して質問の仕方を変えれば記事原稿が完成します。
例えば、以下のような感じです。
=IF(ISBLANK(B2),,GPT("500文字以内に丁寧に答えて. "&B2&" はどんな仮想通貨ですか?:"))
=IF(ISBLANK(B2),,GPT("500文字以内に丁寧に答えて. "&B2&" の歴史を年表形式で答えてください:"))
=IF(ISBLANK(B2),,GPT("500文字以内に丁寧に答えて. "&B2&" はどの取引所で購入できますか?3つリスト形式で答えてください。:"))
関数で指定している列(以下の場合はB列)に文言を入力して、以降のセルを引っ張れば、テキストを自動で入力してくれます。
これで一連の流れは終了です。
仮想通貨以外に、リサーチ業務やリスト作成などにも応用が可能です。上記の関数内の日本語部分を変更してお使いください。
動画で解説
以下の動画は私のAI&WEB専用のYouTubeチャンネルです。同じ内容ですが、動画でも解説していますので、役に立ったと思いましたらチャンネル登録お願いします。(他にもAI系の動画を出しています。)
以上が「【完全無料】chatGPTとGoogleスプレットシートで半自動で原稿作成する方法」でした。
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