今回はChatGPTの今すぐ使える便利な活用テクニックを紹介していきます!
ChatGPTを普段から使っている方はもちろん、これからChatGPTを使って業務を効率化したい、面倒な作業を楽して終わらせたいと考えている方に、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容になっています。
この記事では、私が厳選した20個のプロンプトを紹介。動画では実際のチャット履歴へのURLを記載した資料をプレゼントしてます!
さらに、ChatGPTを使いこなすためのヒントとして、OpenAIが推奨するプロンプト作成のコツや、私が実際に使用しているChatGPTの活用事例もご紹介します。
1. ChatGPTの活用テクニック
今回は、ChatGPTを使って業務を効率化するための具体的なテクニックを、30個の例とともにご紹介します。
会話形式で理解を深める
難しい内容のテキストや論文、政府が出しているドキュメントなどをChatGPTに要約してもらう場合、会話形式で質問すると、内容が頭に入りやすくなります。
例:生成AIのガイドライン(PDF)の内容を、中学生のAさんと先生Bさんの会話形式で解説してください。
このように指示することで、ChatGPTは、中学生のAさんが先生Bさんに質問する形式で、PDFの内容を分かりやすく解説してくれます。
ポイント
- 会話形式にすることで、内容が頭に入りやすくなる。
- 理解度に合わせて、小学生や先生など、役割を設定することができる。
議論を通して解決策を導き出す
ChatGPT同士に議論をさせて、解決案を導き出すことも可能です。
例:生成AIガイドラインのあり方について、AさんからDさんの4名で議論させてください。議論は「生成AIガイドラインのあり方」でお願いいたします。最後に必ず結論を出してください。
このように指示することで、ChatGPTは、AさんからDさんの4名が、生成AIガイドラインのあり方について議論し、最終的に結論を導き出してくれます。
ポイント
- 複数の視点から議論することで、多角的な意見を得ることができる。
- 結論を必ず出すように指示することで、具体的な解決策を提示させることができる。
質問を作成させて理解を深める
作成した資料やドキュメントに対して、想定される質問をChatGPTに作成させることで、資料の内容に対する理解を深めることができます。
例:このドキュメントに対して想定される質問を5つ考えて書き出してください。
ポイント
- 想定される質問を考えることで、資料の不足点や改善点に気づくことができる。
- 本番での質疑応答の練習にも活用できる。
文章の雰囲気を変える
ChatGPTは、文章の雰囲気を自由自在に変えることができます。例えば、カジュアルな文章に書き直したり、専門的な表現にしたりすることが可能です。
例:
この文章をカジュアルにしてください。
この文章を専門的な表現にしてください。
ポイント
- 読み手の属性や目的に合わせて、文章の雰囲気を調整することができる。
専門家にレビューを依頼する
ChatGPTに専門家の役割を与えて、文章のレビューを依頼することもできます。
例:あなたは優秀なライターです。この文章をレビューしてください。
このように指示することで、ChatGPTは、優秀なライターとして、文章の改善点や提案などを提示してくれます。
ポイント
- 専門家の視点から客観的な意見を得ることができる。
- 文章の質を高めるための具体的なアドバイスを得ることができる。
マークダウン記法で文章を整理する
ChatGPTは、マークダウン記法を理解しており、見出しやリスト、コードブロックなどを用いて、文章を整理することができます。
例: 上記の文章を見出し、強調、リストなどをマークダウン記法で書き出してください。
ポイント
- マークダウン記法を用いることで、文章の構造を明確にできる。
- 文章の可読性を高めることができる。
マークダウン記法でプロンプトを作成する
ChatGPTに指示を出す際、マークダウン記法を用いて、指示と本文を明確に区切ることで、ChatGPTが指示内容を正しく理解しやすくなります。
例:
### 指示
元の文章を要約してください。
### 元の文章
[ここに元の文章を貼り付ける]
### やってほしいこと
* 小学生でも分かりやすく要約すること。
* 300文字程度に収めること。
* 体言止めで書くこと。
### やってほしくないこと
* 難しい専門用語を使うこと。
ポイント
- 指示内容を明確に伝えることができる。
- ChatGPTが誤解する可能性を減らすことができる。
メール本文を効率的に作成
ChatGPTは、メールの返信文の作成も得意です。特に、長文のメールや、返信に迷うようなメールに対して効果を発揮します。
例:メール本文[ここにメール本文を貼り付ける]をもらったメール[ここにメール本文を貼り付ける]の返信文を作成してください。
ポイント
- メール作成の手間を大幅に削減できる。
- 適切な返信文を作成するための参考になる。
フレームワークを活用した文章作成
ChatGPTは、文章フレームワークを理解しており、指定されたフレームワークに沿って文章を作成することができます。
例:AIDAの法則を適用した文章リライト。あなたはプロフェッショナルなリライターとして振る舞ってください。AIDAの法則を用いて、以下の指示に従い文章のリライトを行ってください。
ポイント
- 伝えたい内容を効果的に伝えるためのフレームワークを活用できる。
- 文章の構成を効率的に考えることができる。
認識度別に類義語を提案させる
特定の単語やフレーズについて、認識度別に類義語を提案させることができます。
例:
「有益」の類義語を、認識度別に5段階で出力してください。
「健康」「教育」「ビジネス」などの様々なコンテキストで用いられ、「国際化」にも適した「有益」の言い換え表現を教えてください。
ポイント
- 適切な表現を選択するための参考になる。
- 多様な表現方法を学ぶことができる。
ペルソナ設定でターゲットを明確化
ペルソナを設定することで、よりターゲットに響く文章を作成することができます。
例:
高品質な素材を使った丈夫なメガネ。東京発の新しいメガネブランド。軽くて丈夫、色合いの種類が沢山ある高級品。価格は高め。代官山、銀座、六本木エリアに展開。コラボの実施予定。
上記の商品開発の際、どのような人がペルソナとして適切でしょうか。
ポイント
- ターゲット層を明確にすることで、より効果的な文章を作成できる。
- 商品開発やマーケティング戦略に役立てることができる。
プログラミングの修正を依頼する
ChatGPTは、プログラミングの修正も行ってくれます。エンジニア以外の人でも、ChatGPTを使えば、コードの修正作業を行うことができます。
例:
スプレッドシートでGPTを連携する方法を調べ、実際にやってみました。しかし、エラーが出てしまいました。
以下のエラー[ここにエラーメッセージを貼り付ける]が出ています。
このソースコード[ここにソースコードを貼り付ける]を修正してください。
ポイント
- プログラミングの知識がなくても、コードの修正を依頼できる。
- インターネット上の情報をもとに、エラーを解決できる可能性がある。
契約書作成をサポートしてもらう
ChatGPTは、契約書作成のサポートもしてくれます。サンプルPDFを添付したり、契約書の書き方に関する情報を提供することで、ChatGPTは、適切な契約書を作成するための参考になる情報を提示してくれます。
例:
株式会社ABCとのスポンサー契約を、契約書に落とし込んでください。
内容[ここに契約内容を記載する]
ポイント
- 契約書作成の手間を削減できる。
- 法律的な知識がなくても、基本的な契約書を作成できる。
グラフを作成して視覚的に表現する
ChatGPTは、データ分析機能も備えており、CSVデータやTwitterのアナリティクスデータなどをグラフ化することができます。
例:
このCSVデータ[ここにCSVデータを貼り付ける]をグラフ化するのに最適なものは何でしょうか?
Twitterのエンゲージメントとリツイートの関係を、散布図で作成してください。
ポイント
- データを視覚的に表現することで、分析結果を分かりやすく伝えられる。
- プレゼンテーション資料作成などに役立つ。
CSVデータを作成して分析に活用する
ChatGPTは、様々な情報をCSVデータとして出力することができます。地震発生状況や、ニュース記事などの情報をCSVデータとして出力することで、分析や資料作成に活用できます。
例:
2024年の日本の地震発生状況をブラウジングで調べた上で、最適な形式でCSVファイルに書き出してください。
添付したPDF[PDFをアップロード]の内容を、表形式で書き出して下さい。
ポイント
- データ分析に役立つCSVデータを作成できる。
- 必要な情報を効率的に収集・整理できる。
画像を均等に分割して整理
ChatGPTは、画像を均等に分割することもできます。
例: この画像[画像をアップロード]を縦に均等に分割してください。
ポイント
- 画像編集ソフトを使わずに、画像を分割できる。
- 分割した画像を、資料作成などに活用できる。
画像をもとに新しい画像を生成
ChatGPTは、画像生成AIと連携することで、既存の画像をもとに、新しい画像を生成することもできます。
例: この画像の特徴を詳細に書き出してください。そして、その特徴を詳細に再現してください。さらにイラスト風に。
ポイント
- 画像生成AIと連携することで、画像のバリエーションを増やすことができる。
- イラスト風など、様々なスタイルの画像を生成できる。
同じキャラのポーズ違いを複数作成
ChatGPTは、同じキャラクターのポーズ違いを複数作成することもできます。
例:フラットなデザインのペンギンキャラクターの笑顔や怒っている表情などの複数ポーズのキャラクターシート。
ポイント
- キャラクターデザインなどに役立つ。
- 複数のポーズを効率的に作成できる。
線画データを作成
ChatGPTは、画像から線画データを作成することもできます。
例: 犬の絵の線画を作成してください。SVGデータでダウンロードします。
ポイント
- 線画データを作成することで、イラスト制作やWebデザインなどに活用できる。
定型文に要約
ChatGPTは、長文の文章を、指定された定型文に沿って要約することができます。
例:
元の文章[ここに元の文章を貼り付ける]
「[キーワード]とは[定義]。[メリット]がある。[具体例]。[結論]」の形式で、元の文章を簡潔に日本語で要約してください。
ポイント
- 定型文に沿って要約することで、文章の構成が統一される。
- 必要な情報を簡潔にまとめることができる。
ニュースを効率的に取得
ChatGPTは、最新のニュース記事を取得し、指定された形式で要約することができます。
例:
あなたはテクノロジーニュースをブラウジングし、簡潔に日本語で要約するエキスパートです。以下の制約条件のもとに、今日のテクノロジーニュースを要約してください。
形式:[見出し][URL][要約]
制約条件:
簡潔に日本語で要約すること
300文字以内で要約すること
専門用語は使わずに、中学生でも理解できる言葉で書くこと。
ポイント
- 最新のニュースを効率的に収集できる。
- 必要な情報だけを簡潔に把握できる。
その他
上記以外にも、ChatGPTは様々な活用方法があります。
- 表計算ソフトExcelの関数の使い方や、GAS(Google Apps Script)の基本的なコードを生成する
- YouTube動画の説明文を作成する
- 議事録やメモを整理する
- 翻訳を行う
- アイデア出しを行う
2. プロンプト作成のコツ
より効果的にChatGPTを活用するためには、プロンプトの作成方法が重要です。
- 最新のモデルを使用する
- 指示をプロンプトの最初に配置する
- シャープ3つ(###)またはダブルクォート(“)で、指示と文脈を区切る
- 望む文脈、結果、長さ、形式、スタイルなどを具体的に詳細に記述する
- 例を用いて、望む出力形式を明示する
- 必要に応じて、評価尺度を設けてChatGPTに認識させる
- ゼロショットで効果がなければ、ファインチューニングを検討する
- コード生成には、特定のパターンに誘導するリーディングワードを使用する
- 専門的なプロンプト作成には、プロンプトエンジニアリングの知識が必要となる
- あいまいな表現を避けて、具体的に指示する
- 繰り返し指示することで、より精度の高い出力を得ることができる
- 倫理的な問題点も考慮する
3. ChatGPT活用事例
以下に、私が実際にChatGPTを活用している事例をいくつかご紹介します。
- YouTube動画の説明文作成:動画の内容を要約し、キーワードを含めた説明文を作成。
- ブログ記事のネタ出し:キーワードやテーマを与えて、関連するアイデアや見出しを生成。
- 議事録作成:音声録音データをテキスト化し、要約や議題ごとに整理。
- 翻訳:日本語の文章を英語に翻訳したり、英語の文章を日本語に翻訳したりする。
- プレゼンテーション資料作成:データ分析結果をグラフ化したり、文章を箇条書きにまとめたりする。
4. まとめ:ChatGPTをもっと活用しよう!
ChatGPTは、使い方次第で様々な業務を効率化できる強力なツールです。
ぜひこの記事で紹介した活用テクニックを参考に、ChatGPTをもっと活用してみてください!
この記事で紹介したプロンプト例とチャット履歴へのURLを記載した資料は、私のLINE公式アカウントに登録して「GPT」とメッセージを送信すると受け取ることができます。
登録はこちら
ぜひ資料を活用して、ChatGPTの可能性を最大限に引き出してください。