今回は自分のパソコン上(ローカル環境)でWordPressを動作させる方法について解説します。
WordPressのテーマやプラグインの開発ではテスト環境が必要になります。ただWordPressはphpで出来ているツールなので、その環境作りの難易度が非常に高いです。初心者の方が挫折するポイントとなっているのことが非常に残念なので、当記事ではもっと分かりやすく細かなステップに分けてWordPressのテーマ作成についてを解説していきます。
その1ステップとして今回の作業を理解して下さい。
PC上(ローカル環境)でWordPressを動作させる方法
PC上(ローカル環境)でWordPressを動作させるには以下の3ステップが必要です。
- MAMPで環境構築
- phpMyAdminの設定
- WordPressをインストール
まずは、ローカル環境が必要になります。
ローカル環境を作成するには、MAMPと言われるソフトを使用します。MAMPについて理解していない方は以下の記事で必ず予習して下さい。
またWordPressのインストール作業への理解も必要になります。当記事でも説明しますが基本的なインストール手順は以下の記事でも説明しています。
更に、phpMyAdminの側での設定(データベースの作成)の作業もあります。
これらを使った流れを説明します。
MAMPを用意(前準備)
まずは、PC上(ローカル環境)でphpの動作を可能にするためにMAMPを用意して下さい。
MAMPでのphp動作が確認出来たら次のステップに進んで下さい。
WordPressを用意(前準備)
続いては、WordPressをダウンロードして下さい。

ダウンロードしたWordPressのファイル全てをMAMP→htdocsに移動させて下さい。

一先ず、これで前準備は完了です。
phpMyAdminの設定
以下のURLにアクセスするとMAMPからローカル環境に落としたphpMyAdminにアクセスすることが出来ます。

左サイドバーにある「新規作成」をクリックして、「データベースを作成する」の下の記入欄に作成する任意のデータベース名を入力します。その隣は「uft8_general_ci」のままにしときます。

今回の場合は「ktwp」との名前のデータベースを作成します。(このデータベース名は覚えておきましょう。)
作成を押せば、以下の様にデータベースが追加されます。

これでphpMyAdminの設定は完了です。
WordPressをインストール
ここまで出来たら以下のURLにアクセスして下さい。
すると以下の様にWordPressの初期設定画面が開きます。

そのまま進んで、データベースの情報を以下の通りに入力して送信します。
データベース名 | 任意に作成したデータベース名(今回の場合は「ktwp」) |
ユーザー名 | root |
パスワード | root |
データベースのホスト名 | localhost |
テーブルの接頭辞 | wp_ |
*「root」は初期設定値です。ローカル環境なのでこのままでOKです。

成功すると以下の様に「インストール実行」のボタンが出てきます。ボタンを押して次に進んで下さい。

すると、いつも通りのサイト設定画面が開きます。諸々設定すればインストール完了です。

インストール完了後に、再びhttp://localhostにアクセスするとWordPressのログイン画面に移ります。無事にログインできればhttp://localhost/wp-admin/index.phpの管理画面にアクセス出来ます。

実際に記事を投稿してみよう
最後に、システムがしっかり動作しているか確認するために記事を投稿してみましょう。
いつも通りに投稿から記事を投稿したらhttp://localhost/2021/01/06/テスト/とのURLで記事が作成されました。ということは正常に動作していることになります。

試しにデータベースも確認してみるとwp-postsのテーブルに記事のデータがしっかり入っています。

これでPC上(ローカル環境)へのWordPress構築は完了です。
以上が「PC上(ローカル環境)でWordPressを動作させる方法【初心者向け】」でした。
これでWordPressのカスタマイズをする準備が完了です。テーマやプラグインの開発を好きなだけ行えます。
続いては、テーマ作成に必要なphpファイル(テンプレート)の作成に関しての基礎構成を解説します。