WordPressサイトを新ドメインに移管する方法【簡単10ステップ】

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今回はWordPress(ワードプレス)で作成したサイトを新しいドメインに移管する手順を初心者の方にも慣れている方にも分かりやすく、10のステップに分けて説明致します。移管となると何だか不安と思ってしまう方は是非参考にして下さい。

今回は「ka-holidaylife.com」→「kt-life.net」に移管をした、実際の私の経験を元に説明させていただきます。

*目次順に作業をして下さい。

WordPressのプラグインを全てOFF

初めに移管を行う前に、今までのドメインのサイトに入れているプラグインは全て無効化にしといて下さい。

有効化のままでも移管は出来ますが、エラーが起こる部分の大半がプラグインなので、予め対策しときましょう。

FTPでWPのデータを全てダウンロード

続いて、WordPressのデータを全てバックアップしときます。

FTPソフトでサーバーにアクセスして、ドメイン内に入っている「.htaccess」以外WPデータを全てPCへダウンロードします。この時にドメインファイルでは無く「wp」フォルダに WordPressのデータが入っているなら、そのファイルだけで大丈夫です。

FTPソフトに関してはMacならCyberduck。WindowsならFileZillaが無料でおすすめです。

新規でドメインを用意

移管したいドメインを用意しましょう。

ドメインの取得方法は各ドメイン会社の公式ドキュメントなどを参照して下さい。ちなみに以下の記事はドメイン選びで大事なことをまとめています。

今回は「kt-life.net」に移管するので、そのドメインを取得しました。

また、ドメインをサーバーに設定する方法は各サーバーの公式ドキュメントを参照ください。例えば、エックスサーバーの場合は、この様なドメイン設定の説明ページがあります。

public_html内にDLしたデータをアップロード

②でダウンロードしたWPデータを全て新ドメイン(kt-life.net)にアップロードします。

phpMyadminからURLと管理画面URLを変更

続きましては、phpMyadminにアクセスしてサイトURLとホームURLを新ドメインに書き換えて下さい。

すると新ドメインでWordPressの管理画面にアクセス出来る様になります。ログイン時のID/パスワードは以前と変わりません。

今回の場合は「https://ka-holidaylife.com」となってる部分を「https://kt-life.net」に書き換えました。一先ずこれで移管は完了です。

phpMyadminについては詳しく理解する必要は無いです。ただ、ログインユーザーとパスワードが分からない場合は以下の記事の通りに試してみて下さい。

Search RegexでURLを置換

移管が完了してもやることは沢山あります。

そのまま持ってきたデータは旧ドメインのURLパスになっているコンテンツが大量にあると思うので、全て新ドメインに置換します。そんな時に便利なプラグインがSearch Regexです。

プラグインをダウンロードするとツールにSearch Regexが追加されているのでアクセスして下さい。

使い方は、「検索」の部分に変えたいテキスト(旧ドメイン)を入力して、「置換」の部分に入れたいテキスト(新ドメイン)を入力します。検索ボタンを押すと、どの様に置換されるのかを確認出来ます。そしてすべて置換を押せば置換が実行されます。

全て置換が完了したら、このプラグインは不要になるので無効化して削除して大丈夫です。

*ただこのプラグインは完璧では無いので、どこかで置換漏れはあると思います。そこは見つけ次第手動で差し替えて下さい。

全てのプラグインを有効

ここまで出来たら、無効化にしたプラグインを全て有効化して大丈夫です。しかし、この際は必ず一つずつ有効化して下さい。

プラグインによってはphpエラーを出す場合があります。一括で有効化すると何のプラグインが原因でエラーになったのかが分からなくなります。

エラーになってしまった場合は、その原因となったプラグインをFTPから削除して下さい。

プラグインがある場所はwp-contentspluginです。

htaccessでリダイレクト

このままだと旧ドメインへアクセスされてしまうので、旧ドメインから新ドメインにリダイレクトの設定をします。

まずは、サーバーにアクセスしてhtaccessファイルを見つけます。このファイルは通常は「不可視ファイル」と言って目に見えない場所に存在しています。見つからない場合は以下の様な不可視ファイルを表示する設定をONにして下さい。

もしくはサーバーの設定でhtaccessを弄れるならば、そこで作業しても構いません。

では、htaccessファイルの最後の行に以下のコードを記述して下さい。これだけでリダイレクトは完了です。(kt-life.netの部分はご自身のドメインにして下さい。)

Redirect Permanent / https://kt-life.net/

実際に記述したらこんな感じになります。(エックスサーバーのhtaccess設定から)

エラーになって上手く出来ない人は以下の記事で何かのヒントになればと思います。

また、Googleではサイト移転後は180日程度リダイレクト設定を維持したままにしとく事を推奨しています。更に、古いドメインを悪意の持った使い方をされないように1年間程度ドメインを維持(料金を支払う)事をおすすめします。

解析ツールに登録

続いては、Google analyticsとsearch consoleに新ドメインを登録しましょう。

Google analyticsの設定は以下。

search consoleの設定は以下。

両者を登録したら、search consoleの旧ドメインのプロパティページにアクセスして下さい。設定アドレス変更のページからサイトの移動をGoogleに通知することが出来ます。

以下のページに移動したら、アドレスを変更したいドメイン(新ドメイン)を選択して検証をすればOKです。

XMLサイトマップを送信

最後に、Google XML Sitemapsなどで作成したXMLサイトマップを新しく作成したsearch consoleのプロパティに送信して終わりです。

まとめ

  • ① WordPressのプラグインを全てOFFにしとく
  • ② FTPでWPのデータを全てダウンロードしとく
  • ③ 新規でドメインを用意する
  • ④ FTPで新規ドメイン配下のpublic_html内に②でダウンロードしたデータを全てアップロードする
  • ⑤ phpMyadminにアクセスしてオプションにあるサイトURLと管理画面URLを新規ドメインに変える
  • ⑥ Search Regexで旧ドメインのURLを新ドメインに全て置換する
  • ⑦ 全てのプラグインを有効にする
  • ⑧ htaccessにて旧ドメインから新ドメインにリダイレクトする
  • ⑨ Google analytics、search consoleなどの解析ツールに登録する
  • ⑩ search consoleでXMLサイトマップを送信する

以上が「WordPressサイトを新ドメインに移管する方法【簡単10ステップ】」でした。

一つ一つやってみれば意外と簡単なので、怖がり過ぎずに順々に作業していきましょう。

少しでも参考になれば幸いです。

この記事を書いた人
KEITO

AI × IT × WEB3|関東在住。本職はディレクター 。AIを活用してビジネス開拓。仕事の依頼はTwitterからお願いします。YouTube、Twitter、Instagramもお願い致します。

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