SEOに強いカテゴリーとタグの黄金の振り分け方とルール

SEO

今回は、SEOを意識したカテゴリーとタグの最適な振り分け方のルールと、それらによる関連記事の条件分枝についてです。
数日間考え、テストした結果、ほとんどのブログジャンルに落とし込む事が出来る汎用性の高い振分け方が出来たので紹介していきます。

カテゴリーとタグの振り分けに直接的なSEO効果は無いとされていますが、ユーザビリティの向上や回遊率の高さ(PV数向上と直帰率の低下)などの要因により、ユーザーにとって価値のあるサイトと認識されて間接的なSEO効果が見込まれるので参考にしてみて下さい。

こんな人に向いた記事

  • カテゴリーとタグの振り分けに悩んでいる。
  • SEOを視野に入れたカテゴライズをしたい。
  • ユーザビリティの高いメニューを作りたい。
  • 関連記事に出てくる記事とカテゴライズの辻褄を合わせたい。

カテゴリーとタグの最適な振り分け方

まずはカテゴリーとタグの最適な付け方を結論のみをサクッと説明します。次に両者を使ったメニューを作成して完成です。
考え方については後の方で説明します。

カテゴリーの最適な付け方

カテゴリーは必ず1つのみにします。

※子カテゴリーも作らないで下さい。

付け方は、なるべく広い意味を持った単語の方が理想的です。しかし広過ぎるとタグを量産するハメになるので、サイトジャンルの範囲内にします。
(例えば、「WEB制作」だと広すぎる。「HTML」ならベスト。)

※サイトタイトルが10の広さを持つカテゴライズだとしたらカテゴリーは7程度がベスト。

そして、カテゴライズのレベルは必ず並列にします。
(例えば、「HTML」のカテゴリーがあるなら「CSS」のカテゴリーもあるのがベスト。「レスポンシブ」のカテゴリーがあるのは並列ではなくなるので無し。)

例)ゲームブログの場合

「PS4」「任天堂Switch」「Xbox One」「PC」のカテゴリー分け。

カテゴライズレベルが並列なのでベストな分け方。

ダメな例)ゲームブログの場合

「コンソール機」「パソコン」「ソフト」「アクセサリー」のカテゴリーの分け。

一見ありそうな分け方だが、コンソール機は広過ぎてアクセサリーは狭過ぎる。
この場合「コンソール機」のカテゴリーにかなりの数の記事が集まって、「アクセサリー」に記事が集まりづらい。

タグの最適な付け方

タグは基本無しでもOKだが、今回は決まったルールを加えるので付けた方がユーザビリティが上がる。

タグは最大3つまで(2つは決まっている。)で「大タグ」「中タグ」「小タグ」を付ける。

「大タグ」はメニュー項目のトップに入る項目名。いわばメニュー名とする。汎用性が最も高く、関連記事全てに付けられるものにする。そしてカテゴリー名よりも上のレベルのカテゴライズにする。
(例えば、「HTML/CSS」カテゴリーに付ける大タグは「WEB制作」)

「中タグ」はカテゴリーの類似語(英語、略語、日本語、カタカナなど)を各カテゴリーに一つずつ設置する。
(例えば、「PlayStation4」カテゴリーに付く中タグは「PS4」)

「小タグ」は好きなタグ一つ。ただし6つ以上の記事に付けれる場合のみ作成可能。
(このルールを守る事が出来れば好きな名前を付けて良い。)

例)WEB系ブログの場合

  • 【大タグ】WEB制作
    • 【カテゴリー】「HTML/CSS」「Program」「Server」「WordPress」
      • 【中タグ】「フロントエンド」「プログラミング」「バックエンド」
        • 【小タグ】HTML,CSS,PHP,JavaScriptなど

グローバルメニューを作成

次にカテゴリーとタグを使ったメニューを作ります。

カテゴリーとタグの振り分けをする理由の1つは、このグローバルメニューからのユーザビリティを向上させるためのものだと言う認識です。

メニュー構造は下記の写真(当ブログ)のグローバルメニューの様に
【大タグ】=メニューのトップ
【カテゴリー】=メニュー
にします。

まず先述のタグの付け方で説明した【大タグ】を各メニューのトップにします。
その大タグの配下に各メニューとなる【カテゴリー】を振り分けます。

これでメニューが完全です。

ポイント

カテゴリーのみでメニューを作らない事で親カテゴリーと子カテゴリーを分ける必要が無くなります。
これにより、関連記事の辻褄を合わせつつ各記事のカテゴリーを一つで済ます事が可能になります。

カテゴリーのSEO効果は基本的に無いと言われているが、2つ3つものカテゴリーが付くとユーザーが迷子になりやすいという面でユーザビリティの低下と、ユーザーの行動が分散しやすい点からデータの複雑化、それらはクローラーの動きも同様なので評価の分散が懸念される。などマイナスな面がいくつか出てきます。

カテゴリーを1つのみにする事でそれが解消されます。

ユーザーの導線を考えよう

先述の通り、カテゴリー1つとタグ2つは必ず決まったものを使用します。
このルールを破らない限り、ユーザーは無意識のうちにメニュー項目の内容通りにサイトを回遊する事になります。

仮にルールを破って、いくつかの記事に適当なタグを付けてしまうと、そのタグの行先である別のメニュー内にユーザーが迷い込んでしまいます。タグをばら撒いて様々なジャンルの記事を見て貰いたい気持ちは分かりますが、これはユーザーの導線を全く考えてない自己中心的なサイト運営だと感じます。

例えば、ユーザーが「SEO」に関して調べに貴方のサイトの記事に訪れた時、とても読み易い記事だったので貴方のサイトで「SEO」についてもっと深い知識を得たいと思います。
ユーザーの事を考えたカテゴライズなら「SEO」に関しての興味深いタグやカテゴリーが付いているべきです。(例えば、「Search console」や「MEO」など)これならユーザーの疑問を解決した記事へ導かれる可能性が高いです。

しかし「SEO」に関しての記事に少しズレた「HTML」とのタグがあった場合はどうでしょうか?

ユーザーは確かに「HTML」にも興味があるのかも知れません。しかし「SEO」について知りたいといった目的をもって検索してきてくれたユーザーに対して「HTML」の記事を見せたところでユーザーの疑問の解決になりません。
もはや「SEO」を探しているユーザーに対して「HTML」を押し売りしている感じで印象の良いサイトとは言えないかもしれません。

実際には、ユーザーの疑問を晴らす記事が貴方のサイトに存在するにも関わらず適当なタグ付けによって別のアーカイブへの導線が出来てしまい、ユーザーがそこに入り目的を達成出来なかった。といった状態が起こり得ます。

導線が整理されていればユーザーは疑問が晴れてスッキリ出来たのかもしれません。
ただしこの例の場合、ユーザーからしたら「SEO」の疑問の解決との目的が達成できなったため、役に立たなかったサイトとの印象だけが残りリピートはしないかも知れません…

関連記事の条件分枝の最適化

関連記事は、ほとんどの場合がカテゴリーとタグを参照して抽出するかと思います。

カテゴリーのみでカテゴライズしていくと、関連記事に表示される記事はそのカテゴリー内のもののみになります。タグを付け加える事でそのタグが含まれているか否かで条件が分枝されます。
ただ先程申した通り、適当なタグを付けてしまい、あらゆる記事に導線が出来てしまうのは、メニュー間を移動してしまうためユーザビリティ的に良くないです。

関連記事は各メニュー内のカテゴリーに含まれる記事を横断するのは理想的と考えます。

例えば、「メニューA内のカテゴリー1」の記事に出る関連記事は「メニューA内のカテゴリー2」「メニューA内のカテゴリー3」「メニューA内のカテゴリー4」であるべきです。
反対に、「メニューA内のカテゴリー1」の記事に出る関連記事に「メニューB内のカテゴリー1」「メニューC内のカテゴリー2」が出てきたら果たしてユーザーの求めている関連記事でない可能性が高いでしょう。

今回のカテゴライズルールは、この関連記事の辻褄が完全に合う様に振り分けています。
また、メニュー間の横断は中タグでコントロール出来ます。また狙った記事を関連記事に出すには最後の自由に付ける事が可能な小タグで可能です。

関連記事の条件分枝が最適化されるとユーザーのサイト回遊率が上がります。関連記事をクリックされる事は、ユーザーがしっかりと記事を読み終え、別の記事に興味を持った事を意味します。見方を変えれば滞在率が上がっていると考えられます。これは間接的にSEOに効果的だという事が言えます。

今すぐやる事!!

ここまで読んで理解してくれた方は、早速作業にとりかかりましょう。といっても今まで公開してきた記事は数100と多く、動き出すのが億劫かと思います。

なので、まずは今すぐやる事として自身のサイトに追加したいメニュー、カテゴリー、タグを見える化するために簡易的なサイトマップの作成し情報を整理しましょう。

今回は、私が情報の整理に作った簡単なサイトマップを公開します。

【】メニュー。
カテゴリー】カテゴリー選択で必須。大枠のカテゴライズ。
メニュー&大タグ】タグ選択で必須。メニュー項目内のカテゴリー同士を繋げる。
中タグ】タグ選択で必須。メニューを跨ぐのと、同カテゴリー内の関連性を付ける。
カテゴリーは1つ。タグは最大3つまで、そのうち2つは下記の決まったものが必須。なのでオリジナル(小タグ)は実質1つのみ。

【Know-How】

  • IT literacy
    • Know-How
      • WEBの知識
  • Gadget
    • Know-How
      • Hardware
  • Tool/App
    • Know-How
      • Software
  • Affiliate
    • Know-How
      • ASP

【WEB】

  • HTML/CSS
    • WEB
      • HTML
      • CSS
  • WordPress
    • WEB
      • WP
  • Program
    • WEB
      • Programming
  • Server
    • WEB
      • Backend

【Reference】

  • Coding
    • Reference
      • HTML
      • CSS
  • Debug
    • Reference
      • Error

【LIFE】

  • Work
    • LIFE
  • Blog
    • LIFE

【Marketing】

  • SEO
    • Marketing
      • SEO対策
  • Ads
    • Marketing
      • Advertisement
  • Data
    • Marketing
      • Analysis

よく使うタグ

6個以上のカテゴライズ出来る記事があれば例外で付けて良し。

  • Gutenberg
  • Luxeritas
  • Plugin
  • WEB用語

このように、どのメニューに何のカテゴリーとタグが入るかを一回まとめます。その中で一つ一つのカテゴライズにルールを付けます。(私の場合は2つのタグは決まったものを必ず付けるとのルールがあります。)

当サイトを例に挙げると、「WEBの知識」のアーカイブには「WEBの知識」に関するものしか含まれません。(タグなので)
Know-How」のアーカイブを見るとメニューの「Know-How」配下においたカテゴリー全てが含まれます。(そのカテゴリー全てに付けているから。)これがメニューのトップです。
しかし「IT literacy」の中には「IT literacy」しか含まれません。
これにより「IT literacy」のカテゴリーの一つにまとめる事が出来てメニュー内の関連性を作れています。

※「HTML」「CSS」タグは「HTML/CSS」「Coding」を横断する様になっています。これにより関連は維持したままメニュー間の横断を可能に。

この様にまとめたらだんだんとルールが出来始めるので、それを細かく詰めていきます。そして今後の記事作成はルールに従って作っていく事でユーザビリティの高いサイトになっていきます。

まとめ

カテゴリーは必ず各記事1つのみ。
タグは最大3つ。大、中、小で分ける。
大タグをメニューのトップにする。そのメニュー内のカテゴリーに含まれる記事全てに必須。
中タグはカテゴリーの類似語。各カテゴリーに含まれる記事に必須。
好きに付けて良いタグは1つのみ。ただし6つ以上に付ける場合のみ。(目安)

重要なのは、当記事の内容を真似する事ではありません。
本質は、一定のルールに基づいてユーザーが理解しやすい構造にする事です。


以上が「SEOに強いカテゴリーとタグの黄金の振り分け方とルール」でした。

今回の記事はあくまで参考です。カテゴリーの振り分けに悩ませれていた方の助けになれたら幸いです。

この記事を書いた人
KEITO

AI × IT × WEB3|関東在住。本職はディレクター 。AIを活用してビジネス開拓。仕事の依頼はTwitterからお願いします。YouTube、Twitter、Instagramもお願い致します。

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