今回はPV(ページビュー)の意味についてとユーザー数との違いについて解説します。
データ解説やSEOでは必須な単位と知識なのでWEB担当、ブログ運営者は必ず理解しておきましょう。
PV(ページビュー)とは?
PV(ページビュー)とは、WEBサイトの特定のページが開かれた回数を表し、WEBサイトがどのくらい閲覧されたかを測るための指標です。1ユーザーが「https://exsample.com/page_1」のページを1回を表示させた場合の1PVとカウントします。2回表示させると2PVとなります。PV数はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを導入することで確認できます。
またPV(ページビュー)数は如何なるセッション、ユーザーが単純にWEBサイトのページを見た際の数値となります。そのため同ユーザーが同じページを10回見ても10PVとなり、同ユーザーが100ページくらい続けてWEBサイトを回遊したら100PVとなります。そのためデータ解析やSEOではPV数を伸ばす事の価値は次で紹介するユーザー数より優先度は低いイメージです。
ユニークユーザー数(UU)とは?
ユニークユーザー数(UU)とは、WEBサイトに訪れたユーザーの事を指す指標です。単位は「UU」と表す事が多いです。Googleアナリティクスでは「ユーザー」もしくは特定期間内に訪問したユーザーを「アクティブユーザー」と表しています。
ユーザーAが「https://exsample.com/page_1」に訪問した場合は1UUと表します。ユーザーBも訪問した場合2UUです。ユーザーCが訪問して、そのユーザーが「/page_2」へ移動し2PVした場合に関してもユーザー数は+1でしかなく3UUとなります。
この様にユニークユーザーは、いくらユーザーが他のページに回遊してPV数を増やそうが1UUとしかカウントしません。
下記はPV数とユニークユーザーのデータの考え方を表した図です。

データ解析やSEOではPV数よりもユーザー数を増やす事が最も最適な提案だと言えます。
なぜかと言うと、データ上のユーザーは次で紹介する平均PV数を持つからです。
平均PV数
平均PV数は1訪問(1セッション)毎のPV数の平均を表す数値です。そのため平均PV数が多い程1ユーザーが多くのページを回遊してる事になります。
ややこしいのですが「セッション」と「ユーザー数」は非常に似ているが厳密に意味が違います。
セッションとは、ユーザーがWEBサイトに訪問した回数を表します。同ユーザーが朝に「https://exsample.com/」に訪問して満足してブラウザを閉じた場合1セッション。夜に再び「https://exsample.com/」に訪問した場合2セッションとなります。
ユーザー数の場合だと1UUですが、セッション数の場合は2セッションとなります。
またセッション数もユーザー数同様にいくらサイト内を回遊してPV数が増えてもセッション数が増えることはありません。
さらに厳密に言うと、Cookie情報やデータ解析ツールのルールに基づいてユーザー数とセッション数は分けられています。この辺はまたややこしいので一旦「セッション」とは”1ユーザーがブラウザを閉じるまで”が「1」と考えて良いかと思います。
例えば、10セッションで合計100PVされていた場合、平均PV数は10PVとなります。
また、5ユーザーが朝にサイトを一度確認(合計5PV)その日の夜に朝の5ユーザーの内の3ユーザーが再訪問し合計で11PVしてきた場合。セッション数は8で合計PV数は16です。この場合の平均PV数は2PVです。
上記は簡単な計算の例ですが、本来は複雑な動きが起きるので人間の計算では難しい数値になるかと思います。この数値をアナリティクスなどのアクセス解析ツールは割り出しています。
そして平均PV数が分かると、目標PV数に達成するためのユニークユーザーの目標獲得数が導けます。そこにリピートユーザーや新規ユーザーなどの数位を見て、どの程度のリピートユーザーによるセッションが期待されるか、そしてどの程度の新規ユーザーの獲得が必要かの目標を設定していけます。
まとめ
この様に、PV数の増加は最終的な目標となるが、実際の施策には重要視されない値です。
PV数を上げるためには、平均PV数を割り出してユーザー数の獲得をする事も目標とした施策が最も重要です。
実施の施策内容は、SEOやSNSマーケティングなど主流なものが殆どです。この辺りは後で詳しくまとめていきます。
一旦当記事では、PV数とユーザー数に関しての知識と、重要なのはユーザー数を伸ばす事だと言う事が理解できたら良いと思います。
以上が「PV(ページビュー)とは?ユーザー数との違い:SEO用語」でした。
ブログやWEB運用ではただ良い記事を書くだけでは良い結果を出す事が出来ないのが現実です。今回の様な数値を基にした目標設定とそれ関する施策を地道にやっていくのが大事かと思います。そういった意識を持って運用していきましょう。
また、似た様な意味合いの「インプレッション(imp)」との違いに関してもまとめています。合わせてどうぞ。