今回は、meta refreshの記述で特定のページから特定のページに0秒リダイレクト(自動移動)させる方法を紹介します。
今回紹介する方法は、訳があってhtaccessのファイルが置けない場合、または効かない場合に止むを得ず使う方法です。
基本的にはリダイレクトはhtaccessでの指示が推奨されています。その方法を知らない方はまずは下記の記事を見て試してみて下さい。
どうしても難しい、、上手くいかない、、そんな方は今一度この記事に戻ってきて下さい。
meta refreshで0秒リダイレクトをする方法
meta refreshで0秒リダイレクトをするには、index.html(リダイレクトしたいページのhtmlファイル)に下記の記述を追加します。記述する場所は必ず<head>〜</head>の一番上にします。
<meta http-equiv="refresh" content="0;URL=https://exsample.co.jp/">
「URL=https://exsample.co.jp/」の部分は実際の移動先のURLに書き換えて下さい。
meta refreshでの0秒リダイレクトのデメリット
meta refreshでの0秒リダイレクトは非常に簡単な作業だが、重大なレベルのデメリットが存在します。
その中で最も有名なものは、SEOの評価を完全に引き継ぐ事が出来ない事です。
冒頭文でおすすめした、htaccessを使用したリダイレクト方法はリダイレクト元のSEOの評価をリダイレクト先に引き継ぐ事が可能とされています。なので、10年くらい続いていた旧サイトの長年のSEO的な信頼や検索結果部分などが引き継ぐ事が出来ます。
meta refreshでSEOの評価を引き継げないのは、あくまでアクセスしているのは旧サイトであるからです。
そのサイトから0秒で被リンクを自動で押していると言った感覚が強いです。
その性質を利用したSEO評価UPを狙った自作自演の被リンク行為が横行し始めた歴史があり、いつの日か完全にSEOの評価を得ないものとなりました。
もう一つのデメリットは、作業量が異常に多くなりがちな所です。
meta refreshはページ単位で処理するので、静的サイトの場合は1つ1つのhtmlファイルに先程の記述を追加していかなくてはいけません。もちろんリダイレクトを解除する時も1つ1つ削除していくしかありません。
数10件のファイルなら良いが、100を超えるファイル数だった場合かなりの作業時間がかかってきます。
反対にhtaccessの場合は、1,2個の記述をするだけで当該のドメイン全体にリダイレクトがかかるので、それだけで済みます。
meta refresh | htaccess |
---|---|
SEOの評価を引き継がない | SEOの評価を引き継ぐ |
ページ単位で処理→作業量が膨大 | ドメイン単位で処理→1,2回程度の作業 |
超簡単 | 理解が難しい |
最後に大量のページに一括でmeta refreshの記述を書くチート級の裏技を下記の記事で紹介します。
以上が「meta refreshで0秒リダイレクトをする方法(おすすめはしません…)」でした。
繰り返しますがmeta refreshは基本的におすすめしません。どうしようも無い場合にのみ使いましょう。