今回は、検索結果一覧に出てくるタイトル下の概要文についての説明と、その文章を意図したものにする方法を紹介します。
概要文はどのように決まる?
検索結果のタイトル下の概要文は、基本的にユーザーの検索結果に応じてGoogleが自動で選出したものが表示されます。
またユーザーが検索窓に入力したテキストが自動で抜き取られ太字でハイライトしてくれる場合があります。
ただGoogleが自動で作成した概要文は、サイト内のテキストから「つぎはぎ」した文章となります。なので単語の意味は分かるが、文章としてはイマイチな感じになってしまいます。
それを回避するために、次の概要文を指定する方法で意図した綺麗な文章を表示してあげましょう。
概要文を指定する方法
メタ情報の一つである「description」を指定する事によって検索結果タイトル下の概要文を意図した文章にする事が出来ます。
その実際の手順を説明します。
HTMLでの記述の方法
HTMLでの指定の仕方は、haadタグの中に下記の記述をし、「ここに概要文」の部分に任意の文章を入れていきます。
meta name=”description” content=”ここに概要文”
下記はHTMLファイルの記述です。9行目に「description」の記述が入っています。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>テストサイト</title>
<link rel="icon" href="favicon/favicon.jpg">
<!--下記が概要文の指示-->
<meta name="description" content="これはKT LIFEのテストサイトです。HTMLやCSSのテストや見本作成のためのサイトです。">
<!--ここまで-->
<link rel="stylesheet" href="../css/styles.css"> </head>
<body>
ここにメインコンテンツが入ってきます。
</body>
WordPressの場合
ワードプレスの場合は、下記の設定→一般の「キャッチフレーズ」の部分に入力します。(この部分はTOPページの抜粋文です。)

記事一つ一つの概要文を設定したい場合は、下記写真の様に投稿ページの右側の設定にある「抜粋」に任意の文章を入力するだけです。(カテゴリーページの概要文はカテゴリーの「説明」の部分です。)

概要文の最大文字数はスマホが50文字程度、PCが120文字程度です。最適な文字数は間の100文字程度と言われています。
SEOと概要文
「description」は必ずしも設定しなくてはいけない訳ではありません。なので指定しなかったからといって何かペナルティがある訳ではありません。似た指定で「title」タグがありますが、こちらは必須です。
「description」に関しては指定が無ければ先述した通り自動で概要文が作成されるので、そこまで気を張って考える必要はありません。
反対に「description」を設定したからといって検索結果が上がる事も基本的にはありません。
ただし自動で作成したよく分からない概要文と意図した分かりやすい概要文では後者の方がユーザーの目には止まるでしょう。
そこからクリック率が上がればSEO的に良好であり、検索順位が上がる見込みが出てきます。
このように間接的に検索順位に関わってくる要素なので、なるべく自身で考えた概要文を指定する方が今のところはいいとされています。
以上が「検索結果タイトル下に表示される概要文を意図した文章にする方法」でした。
descriptionは意外と重要な要素なのでSEOに直接効果はないとはいえ設定推奨です。