この記事はMathメソッドの数学的計算メソッドの中で良く使うものを一覧にした記事です。
Mathオブジェクトはいくつかありますが、数学的計算をしてくれるメソッドは特に多い印象です。
高性能なグラフの作成や計算されたアニメーションの作成などに使えるので覚えておきましょう。
こんな場合に使う
- 数値の絶対値を扱いたい
- 数値のべき乗を扱いたい
- 数値の対数を扱いたい
- 高度な計算を行いたい
難易度(MAX10) | ★★★★☆☆☆☆☆☆ |
Mathオブジェクトの数学的計算メソッド
Mathオブジェクトの数学的計算メソッドは以下の様なものがあります。
Math.abc(数値) | 数値の絶対数を計算する |
Math.pow(数値A, 数値B) | べき乗(数値Aの数値B乗)を計算する |
Math.sign(数値) | 数値符号を計算する(-の値なら-1、+の値なら1、0なら0) |
Math.sqrt(数値) | 数値の平方根(√2など)を計算する |
Math.log(数値) | 自然対数を計算する |
Math.exp(数値) | 指数関数(eの累乗)を計算する |
Math.E(数値) | 自然対数の底(ネイピア数e)を返す |
この他にも様々なメソッドがあるが、一般的に良く使用されるのが上のものなので、まずはここから覚えましょう。
実際の使い方は以下で説明します。
Math.abc(-100) //-100の絶対値。答え→100
Math.pow(2, 5) //2の5乗。答え→32
Math.sign(100) //100は正なので1。
Math.sign(-300) //-300は負なので-1。
Math.sqrt(16) //16の平方根。答え→4
Math.log(Math.E) //eの自然対数を返す。答え→1
Math.exp(x) // 2.718281828459045
ネイピア数eと指数関数は数学的に難易度が高いので余裕のある方は覚えておきましょう。
ここを理解しようとすると多くの時間を費やすと思うので、難しいと思ったら一旦飛ばしても今後のJS学習に影響は無いので暗視して下さい。
以上が「Mathオブジェクトの数学的計算メソッド:JavaScriptの基礎15」でした。