今回は、WordPressで他サイトリンクやTwitterのツイートやYouTube動画などのあらゆるリンクを管理してくれて、リンク切れが起きた時に自動感知しメールで知らせてくれる神プラグインを紹介します。
WordPressでブログ運営をしていると、参照として、他のサイトのリンクは勿論の事、TwitterやYouTube動画のリンクも結構使っていくと思います。ただそれらのリンクを日常的に使っていると、1.2年前にリンクした参照元が何ならかの要因で消えているって事が割とあります。特にツイートに関してはそれが頻繁に起きるのでリンクの管理が非常に大変になってきます。
リンク切れが起き、そのURLを辿ると400番台のエラーが起きユーザー体験が悪くなります。またリンク切れがあるとSEO的にも評価が下がり、結果ページの価値が下がると言われています。(下記はTwitterのリンク切れの場合)

そんな不用なリンクは毎度消していかなくてはいけません。
このように地味に面倒臭い作業は何とか一括管理できないか?と思っていたら、そんな悩みに答える『Broken Link Checker』という神プラグインがあったので今回はそれを紹介していきます。
Broken Link Checker
『Broken Link Checker』はリンクエラーや消えてしまった画像があるかブログ内をチェックし、見つかった場合はダッシュボードやメールで通知します。またTwitter、YouTube動画などのURLも感知するので、現在のブログ運営に非常に適したチェックツールです。
またWordPress.orgの公式プラグインなので安心してお使い頂けます。
ではまずは『Broken Link Checker』をインストールしましょう。
Broken Link Checkerのインストール
『Broken Link Checker』はWordPress公式プラグインなので、プラグインのインストール画面の検索からすぐに出てきます。
プラグインのインストール方法については以下の記事を見て下さい。
Broken Link Checkerの設定
『Broken Link Checker』はWordPressの左側管理画面の『設定』の部分の『リンクチェッカー』から操作します。そのおすすめの設定を紹介いたします。(重要なものには補足で説明しています。)
一般
各リンクをチェック:24時間毎
メールで通知:✅新たに検出されたリンクエラーについてメール通知を受け取る
せっかく自動感知するツールなのですぐに気付けるようにメールでのお知らせはONにしておきましょう。
通知メールアドレス:空白
空白にするとWordPressの一般設定で設定しているメールアドレス宛にメールが来ます。
リンクの調整:✅検索エンジンにリンクエラーをたどらせない (nofollow 属性をつける)
これは必ずチェックしときましょう。絶対的な命令では無いが、リンクを辿らせない可能性が大幅に上がりSEOの評価も下がり辛くなります。
リンクの調整:✅リンクエラーにカスタム CSS を適用する(以下のCSSを記載)
//*リンクエラーカスタムCSS*//
.broken_link, a.broken_link {
text-decoration: line-through;
}
提案:✅リンク切れに代わるものを提案する
警告:✅不確実または軽微な問題を「リンクエラー」ではなく「警告」として表示
たまに重要なリンクエラーでは無いものも検出されるので、チェックを入れとけば目視で確認しやすくなります。

含まれるリンクを探す
含まれるリンクを探す
ここの設定では、ブログ運用の仕方によって変わってくるかと思います。通常のブログ、アフィリエイトブログの場合は以下にチェックを付けておけば間違いないです。
投稿と固定ページはほぼ必須かと思います。
- oEmbed Response
- コメント
- 商品リンク
- 固定ページ
- 投稿
2020/03/01追記:oEmbed Responseにチェックを付けないとYouTubeの埋め込みで400番台エラーが出るかもしれません。
投稿のステータス
- 公開済み

チェックするリンクの種類
リンクの種類
リンクの種類はブログ内で使っているリンク先に当てはまるものにチェックして下さい。
HTMLリンクとHTML画像はほぼ必須です。またTwitterは「HTMLリンク」で検出します。YouTube動画は「埋め込まれたYouTubeの動画」で検出します。
- HTMLリンク
- HTML画像
- プレーンテキストのURL
- 埋め込まれたYouTubeの動画
- 埋め込まれたGoogleVideo動画
- 埋め込まれたYouTubeプレイリスト(古いembedコード)
- 埋め込まれたYouTube動画 (古いembedコード)
除外リスト
example.jp
上記のように除外したいURLの一部を記入すればOK

プロトコル&API
リンクのチェック手段
以下にチェックでOK(デフォルト設定のまま)
- 基本的な HTTP
- YouTube API

高度な設定
タイムアウト:30秒
30秒以上かかるものは滅多に無いのでこれでOK。
リンクモニター:✅ダッシュボード表示中に継続して実行する
リンクモニター:✅バックグラウンドで1時間ごとに実行する
ダッシュボードのウィジェットを表示:●編集者以上
リンクに表示する操作:
✅URL を編集
✅リンク解除
✅リンクエラーでない
✅無視
✅再確認
✅リダイレクトを修正
(全てにチェック)
最大実行時間:420秒
サーバー負荷の制限:6.00
現在の負荷 :を見て上記の数値を超えるようなら調整しても良い。ただその分サーバーへのリソースを割くのでサイト全体に影響します。
リソース使用率の目標値:25%
ログの保存:チェックなし
ログファイルの場所:デフォルト

Broken Link Checkerの使い方・見方
次に『Broken Link Checker』は何をしてくれるのか?や使い方、データの見方などを紹介いたします。
まずはWordPress管理画面左側の『ツール』の『リンクエラー』を見ていきましょう。

リンクエラーがある場合、上記の様に数字が表示されます。

『リンクエラー』のページを開くと上記の様にリンクの切れたURLが表示されています。まずこのページでサイト全ページのリンク切れを把握することが出来ます。これがあるから一個一個のページを見て回る必要が無くなり、かなりの作業を削減することが出来ます。

また『リンクエラー』のページでは上記写真左上の様に設定した操作が可能であり、『リンク解除』のボタンを押すだけでリンクが解除されます。これにより400番のエラーにユーザーをたどらせない様に出来ます。また上記写真右側ではそのリンクがあるページにすぐに行ける様になっているので、URLをテキストに置換するのが嫌な場合はここから直接リンクを消しにいけます。

また『リンク解除』のボタンを押すと上記の様に『処理中』となり自動で『リンクエラー』から消えていくいくので非常に作業がやりやすくなっています。ただここで注意が必要で、Twitterリンクの場合少し作業が必要になります。
Twitterリンクも『リンクを解除』を押すとそのリンクは他と変わらずテキストに置換されます。ただTwitterの規約ではツイートの引用はOKだがコピペはダメみたいなニュアンスで書かれているため、リンク解除した際のテキスト表示はグレーゾーンです。なのでテキスト置換はせず、直接削除しにいきましょう。
そのため先ほどの『リンク解除』のボタンは押さない様にしましょう。(押してしまったらそのページを自力で探し出さなくてはいけません。)

Twitterリンク切れの場合は正式な埋め込み方をしていれば上記の様に埋め込みエラーの表示になっているので、これを削除するだけです。(他には、引用テキストに置き換わってたりTwitterのスタイルが読み込まれなくなってたりと、とりあえず表示が崩れていると思います。)
またYouTube動画の場合もTwitter同様に埋め込みエラーの状態になっているかと思います。それを削除するだけです。

最後に、正常なリンクは『すべて』のタブで見ることが出来ます。私の場合5000個ものリンクを使用しています。ほとんど正常にも関わらず、この膨大な数から目視でリンクエラーを見つけ出すのは非常に酷な作業でしょう。それだけ助けられるプラグインだってことがよく分かります。
以上が「WordPress内のリンク切れを報告してくれるプラグイン」でした。
リンク切れの対応に悩まされていたブロガーさんやそもそもリンク切れなんて意識していなかったっていう方は、SEO面でも大事な部分なので是非使ってみて下さい。
驚くべき量のリンクエラーが検出されるかもしれませんよww