今回は2021年以降、良質な記事を作成する考え方と実際のフローを7ステップに分けて細かく説明します。
今回紹介する2022年以降に考えるべき良質な記事作成は以下の流れです。
- ターゲット選定
- キーワード選定
- 画像選定
- 記事構成
- 関連記事対策
- 引用
- サイトパフォーマンス対策
“良質な記事作成”はGoogleの使命である”ユーザーの検索結果に適切な情報を表示させる”事に貢献します。即ちSEOで評価され易い記事となるのでブログ運営者やWEB担当者は必ず意識すべき内容でしょう。
ではこれらを詳しく説明していきます。
ターゲット選定(ステップ1)
ターゲット選定に関しては今までのように、この記事を読む人はどんな人か?年齢はいくつか?どんな悩みを持っているか?など、なるべく具体的なペルソナを設定します。
例えばこのような感じです。
住まい | 北海道 |
勤務地 | 北海道 |
年齢 | 20代後半 |
仕事 | WEBライター |
年収 | 280万 |
悩み | 最適なSEOは分からない |
この様な架空の人物を想定して、その人の悩みを解決するような記事を作成するように意識します。
ペルソナ設定を行う事で最後まで記事構成がブレないので必ず設定しましょう。
他にも、趣味、身体的特徴、性格的特徴、価値観、消費行動なども具体的になるほど良質な記事が出来ると思います。
キーワード選定(ステップ2)
キーワード選定も今まで通りに、記事内のメインとなるキーワードを決定します。
このキーワードはタイトルに必ず一つ、冒頭文に必ず一つ、各見出しの本文内に必ず一つ以上を自然に入れていきましょう。
例えば「SEO」がキーワードな場合。
「SEOで検索順位上位を狙う方法」がタイトル。
冒頭文に「SEOで検索順位を狙うには〜が重要です。」などの「SEO」とのキーワードを入れた一文を入れます。
見出しに「解析ツールの導入」「E-A-Tの重要性」「web core vitalを意識」として、各本文に「SEO」のキーワードを入れてSEOとの関係性を書いていきましょう。
このようにキーワードを主軸に文章を書く事で、様々な内容に対しても、そのキーワードに振り返る事が出来ます。
またキーワードが最適な場所にチラついていればGoogleがキーワードとして認識し易くなりSEO効果が高いと言われています=良質な記事となるでしょう。
画像選定(ステップ3)
画像選定は今後重要になる要素になります。
最近のGoogleの画像検索では画像を参照すると、参照元のAMP化されたWEBサイトが画面下にアンカー広告のようなボタンが配置され、ポップアップでページ内が表示されるようになっています。
また、そもそも画像検索の需要が上がってきている事から、画像で記事内容が想定し易いものにする必要があるでしょう。
そのため画像選定の際は記事内容に必ずあったものにして、サムネイルを作成する際もそれだけで伝わる内容にしましょう。
さらに画像検索で引っ掛かり易くするために全ての画像にらaltを設定しましょう。
記事構成(ステップ4)
先述のターゲット、キーワード、画像をベースとして、その内容にあった記事構成を作成します。
記事構成を行う際の順番は以下のように大きいものから考えていきます。
- タイトル
- 見出し(h2)
- 見出し(h3)
- 見出し(h4以降)
- 冒頭文
- 後書き
- 各内容
この順番で構成を考えていく事で伝えたい事がより定まり、各文章でタイトルや見出しとのズレが起き辛くなります。
そしてタイトルや見出しなどはターゲットやキーワードを意識して作成しているので検索したユーザーが求めている情報になり易くなります。
検索した結果に対してユーザーの求めている記事が表示される事はSEOとして最も理想的であるので良質な記事と言えます。
関連記事対策(ステップ5)
ブログサイトには大抵の場合は関連記事を設置しているでしょう。
ユーザーが興味のある関連記事はクリック率が高く、それだけで回遊率が2倍以上になります。
しかし関連記事をしっかりと意識しないで作った記事は、その記事だけが読まれてお終い。と勿体ない状態を作り出してしまっている場合があります。
関連記事は基本的にカテゴリーとタグを参照して絞り込んでいると思うので、カテゴリーとタグを紐付けたいグループにしっかりと振り分ける事で関連記事対策は完了です。
しかしカテゴリーを複数付けたり、タグを過剰に付けたりすると関連記事の抽出が複雑化して対策しようにも出来なくなります。
自分が管理し易い最適な振り分け方を意識しましょう。
下記は私が実際に関連記事のために振り分けているカテゴリーとタグのルールです。参考にしてみて下さい。
引用(ステップ6)
SEOでは、E-A-T(Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性))が大事と言われて早数年。この考え方は2021年以降もずっと変わらないでしょう。
そうしたら新規参入の素人は不利じゃないかと感じる方もいると思いますが大丈夫です。
E-A-Tは引用から借りる事が出来ますし意識的に追加する事も出来ます。
自分が発信した内容に信頼性、専門性の高い参照元のサイトから引用して文章を持ってくるだけです。
なので他サイトから引用する事は良質な記事に近づく行為であり、今後も大事になってくる要素になります。
権威性に関しては、人物を示す構造化データを自己紹介文に埋め込む事でレベルはどうであれ解決出来ます。
後は努力です。
引用のルールと記載の仕方に関しては以下の記事に書いてあります。
サイトパフォーマンス対策(ステップ7)
2021年以降はweb core vitalの3つの指標(LCP・FID・CLS)を意識しないと良質な記事とは言えません。
なので今から色々と対策していきましょう。
記事が完成したら、画像は無駄に重たくないか?記事内にスタイルや動作を過剰に入れていないか?コンテンツ内容が長すぎないか?などユーザーのUI/UXの視点を持つ事も重要視しなくてはいけません。
画像に対してはなるべく極限まで圧縮してファーストビュー以外は遅延読み込みを入れましょう。
そして記事内にスタイルや動作の追加は一切入れず、サイト単位で入れるようにしましょう。
コンテンツ内容は500〜1500文字程度でユーザーが読み切り易い長さにしておきましょう。(ランキングやセレクション記事は特例)
web core vitalの3つの指標について詳しくは以下を参照して下さい。
以上が「【2022年最新】良質な記事を作成する方法:7ステップ」でした。
記事一つ作成するにも様々な要素を考えていかなくてはいけません。それを毎回やっていくのは結構大変なので、自分なりに今回の7ステップに関するチェック表や雛形などを作成して慣れるまでそれを使いながら最適化していくのが良いでしょう。
また2023年になったらWEBの状況は変わりますし、今後もGoogleは多方面でのアップデートをする事でしょう。毎度それに対応していかなくてはいけないが、どんなアップデートが来てもユーザーのための記事といった考えは変わらないので、その心がけが最も大事と言えるでしょう。