この記事ではJavaScriptで数値を四捨五入、切り捨て、切り上げをする方法を紹介します。
WEB制作で実際の数値を表現する際は整数に直して表示することがほとんどなので実戦では必ず必要な知識ですので必ず覚えておきましょう。
難易度(MAX10) | ★★★★★☆☆☆☆☆ |
こんな人に向いた記事
- 税込み金額の計算後の数値の小数点を切り捨てたい
- 要素の幅や高さを指定するときに分かりやすく整数にして扱いたい
四捨五入、切り捨て、切り上げをする方法
JavaScriptで四捨五入、切り捨て、切り上げをするには以下のメソッドを使用します。
Math.round(数値) | 四捨五入 |
Math.floor(数値) | 切り捨て |
Math.ceil(数値) | 切り上げ |
Math.trunc(数値) | 数値の整数部分を返す |
上記のメソッドの実際の使い方は以下のとおりです。
Math.round(10.347); //結果 10
Math.floor(10.347); //結果 10
Math.ceil(10.347); //結果 11
Math.trunc(10.347); //結果 10
Math.round(10.867); //結果 11
Math.floor(10.867); //結果 10
Math.ceil(10.867); //結果 11
Math.trunc(10.867); //結果 10
Math.roundメソッドは少数部分が0.5以上だったら切り上げ。0.5未満だったら切り捨てられます。
負の値の場合でも考え方は変わらないが見た目乗ややこしくなるので注意しましょう。
Math.round(-10.5); //結果 -10 小数点が0.5以上なので切り上げられる
Math.round(-10.49); //結果 -10 小数点が0.5以上なので切り上げられる
Math.round(-10.51); //結果 -10 小数点が0.5未満なので切り下げられる
Math.floorメソッドは、数値以下の最大の整数を返します(切り捨て)
Math.ceilメソッドは、数値以上の最大の整数を返します(切り上げ)
負の値の場合も理論は同じだが見た目はややこしくなります。
Math.floor(-10.347); //結果 -11
Math.ceil(-10.347); //結果 -10
Math.truncメソッドは、数値の正負に関わらず整数部分のみを返します。
Math.trunc(10.867345); //結果 10
以上が「JavaScriptで四捨五入、切り捨て、切り上げをする方法:基礎編13」でした。
今回の数値の四捨五入は、今後の計算式でも色々と使っていくので、基礎としてしっかりと覚えておいて下さい。