今回はJava Scriptの基礎としてif文を使用して、条件に応じて処理を分ける記述方法を紹介します。
Java Scriptではもちろん他のプログラム言語でも基礎的な構文なので学習の初めの方に覚えておきましょう。
- 特定の条件の場合のみ処理を行いたい場合
難易度(MAX10) | ★★★★★☆☆☆☆☆ |
if文で条件に応じて処理を分ける方法
プログラムでは条件によって処理内容を振り分けるケースはよくあります。
Java Scriptでは「if」「else if」「else」を使って条件分枝をさせる事がよくあります。
今回はそのif文の記述を解説します。
まず、if文の構文は下記の通りです。
if (条件1) {処理1} | 条件1を満たせば処理1を行う |
else if (条件2) {処理2} | 条件1を満たさず、条件2を満たせば処理2を行う |
else {処理3} | 条件1も条件2も満たさなければ処理3を行う |
実際のプログラムの書き方は下記の記述を例に解説します。
const myNumber = 100;
if (myNumber >= 50) {
alert("myNumberは50以上です");
} else if (myNumber >= 10) {
alert("myNumberは10以上50未満です");
} else {
alert("myNumberは10未満です");
}
上記のプログラムはmyNumberが50以上 or 10以上50未満 or 10未満で条件を作成して、myNumberに入れた数値によって返答(alert)を出し分ける指示をしています。
この場合だとmyNumberは100なので、50以上となり、その返答である「myNumberは50以上です」が下記の様に返されます。

myNumbeを10に変更すると返答は「myNumberは10以上50未満です」になります。
const myNumber = 10;
if (myNumber >= 50) {
alert("myNumberは50以上です");
} else if (myNumber >= 10) {
alert("myNumberは10以上50未満です");
} else {
alert("myNumberは10未満です");
}

少し応用して下記の様な記述をすれば、簡易おみくじが出来ます。
if (true) {
alert("ランダム");
}
const random = Math.random() * 50;
if (random >= 45) {
alert("大吉");
} else if (random >= 40) {
alert("中吉");
} else if (random >= 25) {
alert("吉");
} else if (random >= 6) {
alert("凶");
} else {
alert("大凶");
}
上記のプログラムを解説をしますと、Math.randomで0~1までの数値をランダムに決めさせます。その数値×50の計算をして、その答えで条件を振り分けてます。
いろいろと省略
if文は必ずしも「else if」「else」を使用しなくてはいけないわけではありせん。
下記の記述は「else if」の記述はありません。
if (true) {
alert("AorB");
}
const random = Math.random() * 10;
if (random >= 5 ) {
alert("A");
} else {
alert("B");
}
またコードが短くて1行で完結するものは、下記の様に{}を省略する事が可能です。
const random = Math.random() * 10;
// if (random >= 5) alert("こんにちわ")
以上が「【if文】条件に応じて処理を分ける方法:Java Scriptの基礎⑧」でした。
どんどん難易度が難しくなっていきますが、まだ基礎編です。ただよく使う構文なのでしっかりと覚えておきましょう。
今回のif文に非常に似たswitch文の記述の仕方は下記の記事です。どちらも使えると応用の効く技術者になれるので覚えておきましょう。