今回は、Java Scriptを使って2つの値を比較して「真(true)」「偽(false)」を判別する方法を紹介します。
「真(true)」とは正しい。「偽(false)」とは間違え。といった意味です。この判断をJava Scriptの記述でデベロッパーツール上に「console.log」を使って出力します。
難易度(MAX10) | ★★★☆☆☆☆☆☆☆ |
こんな場合に使用します
- 2つの値を比較したいとき
- 変数が等しいかを調べたいとき
演算子一覧に関しては以下。
比較演算子
2つの値を比較するには「比較演算子」というプログラムを使用します。
比較演算子は下記の様に様々な種類が存在します。いずれも結果は「真(true)」「偽(false)」で返します。
A == B | AとBが等しいかどうか |
A === B | AとBが等しく、型も同じかどうか |
A != B | AとBが等しくないかどうか |
A !== B | AとBが等しくない、または型が異なるかどうか |
A < B | AがBより小さいかどうか |
A < B | AがBより大きいかどうか |
A <= B | AがB以下かどうか |
A >= B | AがB以上かどうか |
比較演算子の基本的な書き方
実際に値が正しいかどうかを比較する場合は以下の様に記述して確かめます。
console.log('KT' == 'KT'); //値が等しいので、true
console.log('10' < '15'); //10は15より小さいので、true
console.log('10' >= '15'); //10は15以上ではないので、false
デベロッパーツールの検証で確認すると下記の様にログに結果が出力されます。

値や変数を比較する方法
値を変数に格納してから変数同士を比較演算子で等しいかどうかを確認する事が出来ます。
以下の記述を例に説明します。
const name_1 = ['KT LIFE'];
const name_2 = name_1;
const number_1 = 20;
const number_2 = 30;
const number_3 = number_1;
console.log(name_1 == 'KT LIFE'); //true
console.log(name_2 == 'KT LIFE'); //true
console.log(number_1 == '20'); //true
console.log(number_2 >= '20'); //true
console.log(number_2 <= '20'); //false
console.log(number_3 === 'number_1'); //false

7行目:name_1は「KT LIFE」なのでtrue。
8行目:name_2はname_1と同じ。name_1は「KT LIFE」なのでtrue。
9行目:number_1は「20」なのでtrue。
10行目:number_2は「30」。「20」は「30」以上なのでtrue。
11行目:number_2は「30」。「20」は「30」以下では無いのでfalse。
12行目:number_3はnumber_1と同じ。number_1は「20」。しかしオブジェクトの型が違うのでfalse。
といった感じになります。
以上が「【比較演算子】2つの値を比較する方法:Java Scriptの基礎④」でした。
今回はようやくプログラミングらしいものの紹介となりました。次回は「=」の持つ意味についてなどの「代入演算子更」についてを説明していきます。