今回は1000件、何万件の項目があろうが一瞬で綺麗なHTMLに変換する裏技を紹介します。
こういった技は、小難しいプログラミング技術が必要と思われがちですが、今回紹介する方法はCSVとテキストエディターのみを使った方法なので非常に簡単な方法かと思います。
理解出来れば、業務の効率化に使える技なので是非活用下さい。
CSVを使って1000件の項目を10分でHTMLに変換する方法
今回紹介する方法は、以下のようなエクセルの表で1000名分の「名前」や「電話番号」などをまとめたファイルをクライアントから渡されて、この内容をWEBサイトに入れ込む事を想定します。

一つ一つの項目は、最終的にWEB上で以下のような感じで表示される事を想定します。

貰ったデータは上記のエクセルだけです。
ExcelをHTMLにするための準備をする
ではHTMLに変換する作業を説明します。
まずは上記のExcelをCSVに変換して保存し直して下さい。今回の作業はCSVでなければ不可能です。
先ほど、見せた「想定する表示」のHTMLは以下のようになっています。

上記のHTMLで、CSVに入力されている可変部分となる項目は除いた、必要な文字列を考えます。
この場合は、「<table> <tbody> <tr> <tb>」「</tb><tb>」「</tb> </tr> <tr> <tb>」…と言った感じです。(後で見本のDLリンクがあります。)
CSVには項目として可変する箇所は入っています。その間の行にHTMLで必要な文字列を入れていきます。

全ての列にHTMLで必要な文字列を入れたら、それを全ての行に複製します。するとこんな感じになります↓

実際の上のCSVは以下のDLリンクのファイルで確認出来ます。
これをテキストエディタ(visual studio code)で開いて下さい。すると以下のような文字列が出来上がっています。

ここからはvisual studio codeでHTMLで不要な文字列を削除/置換作業を行います。置換についての方法は以下の記事で詳しく書いているのでわからない方はこちらを先に読んで下さい。
まずはHTML「”,」の文字列は必要ないので「 」と空白に置換します。それと同じように「,”」と「”」を空白に置換します。

全て置換が済んだらHTMLで必須な<head>タグの要素を記述して完成です。

実際にCSVの全項目を入れ込んだWEBの表示は以下のようになっています。装飾は一歳加えていないので見た目は寂しい感じですが、この方法を使えば何万件あろうが簡単に一覧をWEBページにする事が出来ます。

以上が「CSVを使って数万件の項目を10分でHTMLに変換する裏技」でした。
何も専門知識がなくても大幅な効率化が出来るので、覚えておいて損はないかと思います。