この記事では、Crypto.comのアカウントを作成して、独自チェーンであるCronosチェーンを使ってCROをメタマスクに送金・ブリッジする流れと、DeFi運用するまでを解説した記事になります。
Cronosチェーンは2021年に出来たばかりの超新しいチェーンであり、現在(2022/01/08)では名目上ではベータ版となるよで、手順が非常に面倒くさい部分が多いです。
しかし2021年のFantome(FTM)のように間違いなく流行るチェーンだと確信してますので、その参入障壁を乗り越えて今から参加した者は大きな利益があるかも知れません。
その手助けとなるように以下手順を参考に試してみて下さい。
Cronosチェーンの凄さ
まず初めにCronosチェーンの凄さを軽く紹介します。
ベータ版でリスクが高いって言うのもあると思うのですが、現在(2022/01/08)のAPYは最高で50000%を超えるものがあります。またNFTを購入する事で+数%のAPRが加算される仕組みをとっている様です。

そしてチェーンのガス代として支払う$CROと言われる仮想通貨は直近最高値までの勢いが凄まじかった事も記憶に新しいです。またCROを発行している取引所のCrypto.com Exchangeは取引所ランキング13位とTOP10に迫るほど急激に成長をしております。

これからも独自のエコシステムを広げていくようで「真のネクストBNB」と言われるほど海外では非常に注目度の高いチェーンとなっています!そんなチェーンを今から参加できたらどれだけ美味しいのか?計り知れないですね。
参入障壁は本当に高いので、記事を分かりやすく説明できるか不安ですが、、、挑戦してみて下さい!!
Crypto.comアカウントから送金
まずはCrypto.comアカウントから送金する方法を紹介します。アカウントが作成できない方はこちらのブリッジ方法を試して下さい。
必要なアプリ
まずは必要なアプリを紹介します。
Crypto.comは基本スマホで操作する前提で作られているので、スマホアプリが必要になります。
Crypto.com系のスマホアプリは以下3つがあります。
- Crypto.com
- Crypto.com DeFi Wallet
- Crypto.com Exchange
- BINANCE(例)
この中で「Crypto.com」「Crypto.com Exchange」の登録が必須です。「Crypto.com DeFi Wallet」は「メタマスク」で代用も出来るので必須では無いですが、あった方が何となく得な気がします。そして実際に使用していくのは「Exchange」のみです。

なので今回は必須である「Crypto.com」「Crypto.com Exchange」のアカウント開設をメインに紹介して行きます。BINANCEは法定通貨でUSDTを購入するために必要になります。
とその前に全体の流れをざっくりと紹介します。
全体の流れ
- Crypto.comのアカウント作成
- Crypto.comのKYCを通過させる
- Crypto.com Exchangeのアカウント作成(ログイン)
- Crypto.comとCrypto.com ExchangeをDLしてログイン
- メタマスクにCronosチェーンを追加
- Crypto.com ExchangeにUSDTをデポジット
- CRO/USDTのペアで通貨交換
- Crypto.com ExchangeからメタマスクにCROを送金
- Cronosチェーン上のdAppsに接続
Crypto.com Exchangeのアカウント作成はこちらから(Exchangeのみでも登録可能?)
Cronosチェーン上のdApps一覧は以下
現状チェーン間のブリッジ機能が存在しないので、Crypto.comを使用してチェーン間を跨ぐ必要があります。そのため今日(2022年01月)時点では当記事の方法が最もベストだと思われます。
次で各々を細かく説明していきます。
Crypto.comのアカウント作成・KYC
初めにCROを受取/送金する用にCrypto.comのアカウント作成を行なって下さい。
アカウント作成=KYCにもなっているので情報入力は慎重に行なって下さい。

アプリもあるのですがKYCが通り辛いのですし、メールの応答も遅いのでWEB版から作成することをおすすめします。
アプリの登録は基本画面に沿って行なっていけばOKですが以下の点に注意してみて下さい。
- 日本人は日本語入力でOKです。(自分はそれで通ってます)
- KYCは何度も落とされます。めげずにやってみて下さい。
- メール認証が届かない時があるので何度もやる
- セルフィー画像を撮る時の角度や鮮明さなどが結構シビアです。
※ここが最初で最大の難関です。反対にここが通れば後は楽なので頑張って通して下さい!
またアカウント作成後にsettingの中にある「Referrer」に以下のコードを入力すればロック付きですが直ぐに$25が入ります。
![]() | Crypto.com Exchangeの登録 招待コード:c6gwgb3x4b |
どうやってもKYCが通らない!でもCronos chainに行きたいって人は以下の記事も参考にしてみて下さい。(救済処置の方法です。)
Exchangeのアカウント作成(ログイン)
次に実際に利用していく取引所であるCrypto.com Exchangeのアカウント作成を行います。

Crypto.comのアカウントが作成できていればCrypto.com Exchangeは同じアカウントでログイン出来ます。「Crypto.com App User」のボタンからCrypto.comアカウントでログインして下さい。
Crypto.comからアカウント作成をしなくても、直接Crypto.com Exchangeの登録も出来るかも知れません。その場合は以下のリンクから作成下さい。
![]() | Crypto.com Exchangeの登録 招待コード:c6gwgb3x4b |
アプリをDLしてログイン
アカウントのログインまで完了したらアプリに切り替えて問題無いです。以下からアプリをダウンロードしてログインして下さい。
Crypto.com | Crypto.com Exchange |
---|---|
Apple StoreからDL | Apple StoreからDL |
Google playからDL | Google playからDL |
ExchangeについてはPCの方が使いやすいのでブックマークしとくのがおすすめです。
メタマスクにCronosチェーンを追加
では次にメタマスクにCronosチェーンを追加します。
CronosチェーンはCROの独自のチェーンであり、ここで様々な新規DeFiプラットフォームやNFTプロジェクトが生まれています。
以下の項目でネットワーク追加を行うことでCronosチェーンの追加が出来ます。
ネットワーク名 | Cronos Mainnet |
新規 RPC URL | https://rpc.vvs.finance |
チェーン ID | 25 |
通貨記号 | cro |
ブロック エクスプローラーの URL | https://cronos.crypto.org/explorer/ |

Crypto.com ExchangeにUSDTをデポジット
いよいよお金を動かして行きます。
今回はBINANCEを例にして、Crypto.com ExchangeにUSDTをデポジットする方法を紹介します。
まずはCrypto.com Exchangeの画面。

アプリ右下の「Wallet」を開いて「Deposit」をタップして「USDT」を選択。
Networkは「BEP20」が安いのでそうして下さい。その下にアドレスがあるのでコピーしといて下さい。
ここまで出来たら次にBINANCEの画面に移動します。

アプリの右下の「ウォレット」から「USDT」を選択して「出金」をタップ。
アドレスの部分に先ほどコピーしといたCrypto.com Exchange側のアドレスをペースト。
ネットワークはCrypto.com Exchangeで「BEP20」にしてたので「BEP20」にして下さい。
最後に「出金」を押せば完了です。
以下は注意点です。
- お互いの設定での通貨選択は必ず一致させること
- お互いの設定で選択するチェーンは必ず一致させること
- 上記をミスって送金処理すると通貨を失います。それは自己責任という世界だという理解をすること。
BINANCEで法定通貨からUSDTを購入する手順については以下を参考にして下さい。
CRO/USDTのペアで通貨交換
Crypto.com ExchangeにUSDTを無事デポジット出来たら、そのUSTDをCROに変えていきます。
アプリの下メニュー右から2番目の「Trade」をタップして、CRO/USDTのペアを探して下さい。

そこでUSDTでCROを購入して下さい。
次の送金のタイミングで手数料で1CRO以上は必要になるのでそれ以上は必ず持っておいて下さい。
メタマスクにCROを送金
続いてはCrypto.com Exchangeで購入したCROをメタマスクに送金します。

Crypto.com Exchangeのアプリの右下の「Wallet」を開いて「CRO」を選択して「Withdraw」をタップ。
メタマスクのアプリも開いておいて、先ほど追加したCronosチェーンのアドレスをコピーしときます。
Crypto.com Exchangeに戻り「Wallet address」の部分にコピーしたメタマスクのアドレスをペースト。
アドレス登録が済んでいない場合は+マークから登録して下さい。
※この時にネットワークは必ずCronosチェーンにすること
諸々設定が終わったら「Review Withdrawal」をタップして最終確認が出来ます。
以下の画面になるので入力に問題が無ければパスコードを入力して「Confirm Withdrawal」をタップすれば送金完了です。メタマスクに反映されました。

他のチェーンからブリッジさせる方法
続いては、Crypto.com(CRO)を他のチェーンからCronosチェーン上にブリッジする方法を紹介します。日本でも可能なやり方なのでCrypto.comのアカウントを作成出来なくて悩んでいる人は以下の方法を試してみて下さい。
イーサリアムからブリッジ
2022/01/10時点では、Crypto.comアカウントを使用する方法以外だと、こちらの方法のみになります。
※ガス代がかかってくるので注意して下さい。
初めに以下が全体の流れです。
- Crypto.com DeFi Walletをインストール
- DeFi Walletをセットアップ
- KucoinでCROを購入しERC20で送金
- CRO Migration Tool機能でCrypto.com Chainにブリッジ
- Cronos Bridge機能でCronos Chainにブリッジ

次で詳しく説明します。
Crypto.com DeFi Walletをインストール
今回の方法は「Crypto.com DeFi Walle」を使用した方法になります。(以後DeFi Walleと省略)
そのアプリをこちらからダウンロードして下さい。

DeFi Walletをセットアップ
DeFi Walleをインストールしたらセットアップをします。
最終的にCronos ChainでDeFi運用をすると思うので、メタマスクのアカウントを作成して、そのシークレットフレーズからインポートして下さい。

メタマスクにCronos Chainを追加する際のネットワーク設定は以下になります。
ネットワーク名 | Cronos Mainnet |
新規 RPC URL | https://rpc.vvs.finance |
チェーン ID | 25 |
通貨記号 | cro |
ブロック エクスプローラーの URL | https://cronos.crypto.org/explorer/ |
KucoinでCROを購入しERC20で送金
次にKucoinでCROを購入します。(ERC20で送金出来ればどの取引所でもOKです)
Kucoinでは日本円が使用出来ないので、バイナンスなどの他取引所からUSDTを購入して、それをKucoinに送金。そのUSDTでCROを購入して下さい。

KucoinとBINANCEのアカウントを作成していない人は以下のリンクから作成出来ます。
![]() | Binanceの登録はこちら 招待コード:UZIUM9PZ |
![]() | Kucoinの登録はこちら 招待コード:r3MJQ7Q |
KucoinでCROを購入したらERC20のネットワークでDeFi Walle宛に送金。ERC20のアドレスの確認の仕方は以下の部分です。
※ERC20のネットワークを選択する。間違えないように!

CRO Migration Toolを使用
Crypto.com DeFi Walleにある「CRO Migration Tool」と言われる機能を利用してERC20にあるCROをCrypto.com Chainにブリッジします。
「CRO Migration Tool」は以下の部分にあります。
※ガス代で約0.04〜0.09EHTくらいかかるのでその分も必要になります。

Cronos Bridge機能
最後にDeFi Walleにある「Cronos Bridge」の機能でCrypto.com ChainにあるCROをCronos Chainにブリッジします。
「Cronos Bridge」は以下の部分にあります。
※ガス代で0.0001〜0.001CROくらいかかります。

これで完了です!
初めにインポートしたメタマスクにも反映しているはずです。DeFiプロトコルに接続する際はメタマスクを使っても、Crypto.com DeFi Walleを使ってもどちらでも大丈夫です。
Cronos Bridge Web App

次の方法は2022/01/10時点では使用出来ません。
しかし、いずれイーサリアムからのブリッジに対応するようですのでブックマークしとくといいでしょう。
(イーサはcoming soonになってます。)
Cronosチェーン上のdAppsに接続
メタマスクを確認してみましょう。(ここからPCに移動します。)
CROの入金がされていればCronosチェーン上のdAppsで使用する事が出来ます。
例えば、以下のMM financeと言われるプロトコルの場合は右上に接続ボタンがあるので、クリックして承認すれば接続出来ます。

私は、VAULTの欄に5万%APYを出しているのがあったのでそこに資産を入れてみました(ドキドキ)
最後に以下でCronos chainの主要DeFiプラットフォームのリンクをいくつか付けておきます。
DEX | VVS finance |
Lending | Tectonic finance |
Liquid Staking | Mimas |
vaults | MM finance |
Cross chain | CronaSwap |
以上が「Crypto.comのアカウント作成方法とCROの送金とブリッジの手順」でした。
色々とややこしい部分があったり、認証が通らなかったり、メールの返事が遅かったりとあるのですが、めげずにやってみて下さい。
![]() | Crypto.com Exchangeの登録 招待コード:c6gwgb3x4b |