今回は、複数回のテキストのコピー&ペースト(コピペ)を一回の書類の往復で可能となる超便利な作業効率化ツールを紹介します。
PCでのコピペはクリップボードと言われるデータを一時的に保管する場所にコピーした要素が入ります。デフォルトだと、コピーは常に上書きされ、ペースト出来る要素は直前にコピーしたもの一つに限られます。
ただ、ふと思ったのですが、2回前のコピー、3回前のコピー、その前、その前の前と記憶したものを任意のタイミングでペースト出来なるツールってあるのかな?と探していたら
ありました。
※今回のツールはMacでもWindowsでも使用可能です。
複数コピペ出来る神ソフト
今回紹介するチートツールは「Clipy(クリッピー)」と「Clibor(クリボー)」と言うフリーソフトです。
このソフトをざっくりと説明すると以下のような事が可能な神ソフトです。
- コピーした要素をクリップボードに複数保存でき、その履歴から選んでペースト(貼り付け)ができる。
- 事前に登録しておいた定型文をいつでも呼び出してペーストできる。
- これらの機能をショートカットで即呼び出しでき、ショートカットキーまで割り当てられる。
要するに、3箇所ほどのコピペをする際に一気にコピーだけしとけばブラウザや書類の行き来を一切せずに意図したものを任意のタイミングでペーストする事が出来るのです。
とくに、私のようにWEB系の仕事をしていると、コードの記述や要件定義などで複数の文字列をコピペで捌いていくような場合が多いので活躍の場が多く、超効率化を図れまています。
では次に実際の使い方について紹介します。
2個以上のコピーをクリップボードからペースト
今回紹介する二つのソフト別ものですが内容は殆ど同じです。Macは「Clipy」Windowsは「Clibor」という名前で無料で配信されています。
両者は以下からダウンロード出来ます。
Mac版 | Clipy(クリッピー) |
Windows版(窓の杜から) | Clibor(クリボー) |
使い方は非常に簡単です。
まずはソフトをインストールしたら、いつも通りに要素をコピーしてみて下さい。
そしてShift+Command+Vを押すとクリップボードが呼び出されます。(Windows版の場合はSiftキー2回連打)
そのクリップボードに保存されているテキストを選ぶだけです。

また下記の環境設定で記憶する履歴の数を設定できます。記憶する数はあまり多すぎると扱いきれないので少なめに設定するのがおすすめです。また数字を使ったショートカットキーを追加する事ができ、これをONにするとCommand+1~9の数字で更なるショートカットが出来ます。
これらの設定だけはしといた方が良いと思います。後は好みで自分なりの仕様にすれば良いかと思います。

また、私は滅多に使用しないがスニペット(定型文)の呼び出し機能もあります。
ここに任意のテキストを保存しておけばいつでも簡単に呼びたしてペーストする事が出来ます。
Windows版の使い方は以下の様です。
- 「Ctrlキー2回連打」 → 定型文呼び出し
- 「Siftキー2回連打」 → クリップボード呼び出し
- 「Shift+А」 → FIFOモードの切り替え
FIFOモードとはクリップボードに登録した順にペーストがされるモードです。
またWindows版のメニューはタスクバー(画面右下)の▼にあります。
以上が「コピペを複数する方法:クリップボードを記憶するチートツール」でした。
意外と知らない人が多い超神ツールかと思います。
このソフトをうまく使って業務の効率化を計りましょう。特にHTMLやCSSなどのコーディング作業やプログラムの構築などに非常におすすめです。