Googleアドセンスのページを見ると「CCPAに準拠して収益を確保」と出てきますが、これは一体なんなのでしょうか?何か対応しなければ収益損失が起きるのか?何だか旧に怖くなってきたので少し調べてみました。

同じ境遇の方は、当記事をみて安心して下さい。
CCPAとは?
CCPAとは「カリフォルニア州 消費者プライバシー法」の略称です。
カリフォルニア州の住民に対するプライバシー保護を定めた州法であり、住民にプライバシーに関連する権利を与え、住民の個人情報を利用する事業者には適正管理の義務を定めたもの。だそうです。
詳細情報:https://oag.ca.gov/privacy/ccpa
サイトへの影響は?
この法律で、我々に関係する部分は、簡単に言えば以下の様な意味合いの部分です。
カリフォルニア州からのサイト閲覧者に対し、CCPA法に沿った個人情報の取り扱いをしなければいけない。
つまり、カリフォルニア在住の者からのアクセスがあった際に、グーグルアドセンスなどでターゲティング広告を表示する場合に、許可をとらなければいけないということです。(他にも複雑な法的意味はあります。)
これを聞いて「じゃあウチのサイトはカリフォルニアからのアクセスが無いから対応しなくても大丈夫だ」と思ったあなた。危険です。
CCPAは、今後全世界への適用の可能性が極めて高いです。
この法律に違反した者は莫大な制裁金の支払いをする必要があるようです。いつの日か日本でも適応となると思いますが、その時は分かりません。いつの間にか違反をしているような事になっていたら洒落にならないので、早めに対応しとくのが無難でしょう。
アドセンスでの対応
では私たちは、具体的にどのような対応をすれば良いのでしょうか?
それは非常に簡単です。Googleアドセンスの設定から以下の手順で「CCPAのプライバシーメッセージ」の設定を行うだけです。
まずはGoogleアドセンスのページにアクセスして、自動広告が設定できるページ(広告→サマリーのページ)に移動して下さい。そこにある登録ドメインの横にある鉛筆マークをクリックして広告設定のプレビューページに移動して下さい。
この時に自動広告のコードを導入する必要ありません。

広告設定のプレビューページに移動しますと以下の様な画面が出てきます。(画面がずっと真っ白な場合は右上の「お問合せ」を一度クリックすると以下の画面になると思います。多分バグです。)
この画面のその他の機能→CCPA のプライバシー メッセージをON→サイトに適応をすれば完了です。

設定が終わると、カリフォルニア在住のユーザーからのアクセスのみ以下の様な通知が出てきて、ポップアップで承認の要求を自動で行ってくれます。(日本にいると違いが分からないですが、出来てますので安心して下さい。)

以上が「アドセンスの「CCPAに準拠して収益を確保」の設定方法【プライバシーポリシー】」でした。
法律に関してはもう少し調べないと本当の意味で理解は出来ませんが、アドセンスでの対応に関して当記事の通りに行えばOKなので、あまり気張り過ぎず冷静に対応しましょう。