今回はローカル検索対策(MEO対策)におけるApple MAPへの登録の重要性についてを紹介します。
近年Google MAPの進化には驚かされているが、iPhoneユーザーの同系統サービスであるApple MAPもいつの間にか進化を遂げていた事はご存知でしょうか?
今回はApple MAPの進化については軽くしか触れませんが、Apple MAPは意外と多くのユーザーに使用されている事が予想されます。そしてローカルビジネスを制する者はGoogle MAPだけの対策では足りずApple MAPへの対策をする事の重要性が上がってきている事が見えてきます。
ローカル検索対策(MEO)に関しては以下の記事で詳しく書いています。
その理由を当記事で紹介していきます。
Apple MAPへの登録の重要性
スマートフォンの地図アプリは大きく分けて、Google MPAかApple純正の地図アプリのどちらかを利用しているのがほとんどでしょう。
そのスマホユーザーのほとんどがGoogle MAPを利用している事は事実でしょう。
しかしiPhoneユーザーに関しては、半数以上の人が自然とApple純正の地図アプリを使用している筈です。
それはなぜかと言うと、iPhoneの標準機能で住所を入力するとApple純正の地図アプリが起動する様になっているからです。(メッセージの住所も同じく。)
もしくはiPhoneのブラウザ検索の際に住所を入力するとSiriはApple純正の地図アプリからの経路をおすすめしてきます。
近年インターネット検索の需要が減少状況に陥っている中、この様に端末内で解決出来る導線が完成してきていて、より手軽なユーザー行動にシフトしてきているからです。


そして、日本におけるiPhoneのシェア率はおよそ50%と言われています。この数は決して無視できる数値では無い事は理解できるでしょう。
この50%のユーザーの大半が端末内の検索により直接Apple純正の地図アプリを見ている可能性があります。
しかし難しいところは、端末内での検索はユーザー数やキーワードのデータの取得は出来ません。なのでApple純正の地図アプリとiPhoneの特性、iPhoneのユーザー数から重要性を分析しなくてはいけません。
また、SiriとApple純正の地図アプリは現在ものすごい勢いで進化をしてきています。Google MAPの方がクオリティとユーザー数が高いのは事実かもしれませんが、Siriやその他機能(Apple Watchなど)と組み合わせて出来る複合的な機能はiPhoneの方が便利かと思います。
この様な要因から、Apple MAPによるユーザーのローカル検索には一定数の需要がある事が予測出来ます。そのユーザーに対しても適切なビジネス情報の表示はMEO対策の一因となるかと思われます。
そのビジネス情報の編集、追加をしっかりと行いましょう。
Apple MAPに登録
Apple MAPに店舗情報/ビジネス情報を登録するにはApple Maps Connectにアクセスして登録作業を行います。
登録をするには下記のものが必須になります。
・AppleID。
・実店舗。
・個人情報/ビジネス情報。
・下記のいずれかの情報。
Webサイト | |
公式AppYelp |
またビジネスの新規登録では審査に通る必要があるので、どんなビジネスでも言い訳ではありません。(詐欺や偽造の防止のためだと思うので真面目に店舗を運営していれば大丈夫だと思います。)
実際の作業は、画面の指示に従っていけば基本大丈夫ですが何かエラーなどが起きた場合は下記の公式ヘルプを見ながら登録を行って下さい。
※ビジネス情報の修正も後から可能なのでそんなに気張って作業をする事は無くて大丈夫かと思います。
Apple MAPが凄い進化を遂げていた
MAPと3Dカメラを活用してリアルな街並みを拝見できるツールと言ったらGoogleストリートビューが有名ですが、実はAppleの地図アプリにも同じ機能が存在しているのはご存知でしょうか?
Apple MAPを開いたら右上の管理バーにある「航空写真」を選択してください。そうすると下記の様に3Dのマップが現れます。後は自由に地球全体を旅しましょう。

大都市に関しては「ツアー」とのタブが存在します。これはその都市の観光地を自動で案内してくれます。

試しに、パリのツアーを選択してみると航空写真でルーブル美術館まで案内してくれました。この立体感には惚れ惚れしました。一回体験してみて下さい。

他にもピン立て機能や簡易マップ、2D3Dの切り替え、交通機関orマップの切り替えなど使い易さを重視した作りへと進化を遂げていました。より詳しくは下記の公式HPを参照して下さい。
この様な進化が現状見えてきているので、今後のApple MAPには期待です。と言う視点から早めにMEO対策の施策に入れときましょう。
以上が「【MEO】ローカル検索におけるApple MAPへの登録の重要性」でした。
今までGoogle マップにしか目を向けてこなかったWEB担当者、ローカルビジネスマーケターの方々は以後Apple MAPの登録に関してとその特性についてを知り、クライアント様に警告、提案はするべきかと思います。
私の予想だと、AndroidユーザーとAppleユーザーの比率は今後しばらくは停滞すると思っています。=50%のユーザーはしばらくはApple MAPを使い、需要がある分Apple MAPの進化は続くと思われます。